4月も残すところ10日を切りまして、すっかり新緑の緑となってしまっていますね。でも「サクラ」は終わっても「さくらそう」は今が見頃。毎年この時期に、「国立科学博物館 筑波実験植物園」では、「さくらそう品種展」を開催しており、多様なさくらそうの園芸品種を楽しむ事ができるのです。
ただ、この「さくらそう品種展」期間が短く今年も「4月13日から4月21日まで」と9日間しか開催されていないのですよ。そして最終日の昨日、行ってきました。「さくらそう品種展」。
展示は「教育棟」にて「パネル」によるさくらそう園芸品種の由来、サクラソウ園芸品種の成立、さくらそう栽培の歴史を紹介しており、なんでも室町時代くらいから「さくらそう」の「野生種」の栽培と鑑賞が京都の宮廷文化から始まり、やがて「茶花」と「茶道」の席で使われる花となり、関西方面で広がり、江戸時代になると「江戸」で人気となり、様々な園芸種が作られていく事になります。さらに「武士」のたしなみとしてブームが起こり、品種改良が盛んになっていたそうです。ただ、明治に入り、ブームは一気に下火になり、大正時代に少しは持ち直し、現在に至っているようです。
そして、その江戸時代に作られた「園芸種」は「400種」を超えたと伝えられているほど。さらに価格も1鉢四文と。当時の「おだんご」が1串と同じ価格だったため、「団子より花」と江戸の町人にも人気があったようです。
また、「江戸」のさくらそうは「荒川流域」の「野生種」が元になってたと考えられています。
教育棟から出て、「日本庭園の木」がある箇所に「さくらそう」を「江戸時代」から続く展示方式である「桜草花壇」と呼ばれる「5~7段」の棚に花色を順に繰り返して千鳥に並べ花の美しさを引き立てる並べ方の花壇で「筑波実験植物園コレクション」や「筑波大学コレクション」より、全141種類が展示され、花色、花色の模様、花の付き方、花形、花弁形態、花容が一鉢一鉢違う種類のさくらそうを楽しむ事ができるのです。
一鉢毎に丁寧に植えられ、育てられた色とりどりのさくらそうたちは様々な形と色は感心させてくれますし、品種による違いや、その形容や色から園芸品種名を納得させられたりと楽しませてくれますよ。
そして今年は「パネルDEクイズ クイズで知るサクラソウ」と「さくらそう品種展スタンプラリー」も開催されており、「クイズで知るサクラソウ」は「教育棟」での「解説パネル」のヒントから2択クイズを用紙に記入し受付に持っていくと特製シールが貰え、「スタンプラリー」は「さくらそう品種展」の会場3か所にあるスタンプを押しこちらも受付へ持っていくと同じくシールが貰えます。
どちらも条件は簡単ですし、「スタンプラリー」は3か所、しかもほぼ場所は近くなので簡単に終了してします。
それでは、本日の登場人物は「多様性」な話ですのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。去年は開催されなかった、「さくらそう展」へ行ってきた「アルセレート」さん。多種多様なさくらそうは今年もキレイに咲いており…。ちなみに背景がさくらそう品種展の「桜草花壇」なのです。