こたなたよりこんなこと

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久喜プラネタリウム総選挙!2018 ブラックホール

2018年10月06日 | プラネタリウム

 さて、10月になると、運動会や文化祭などの学校行事が多くなるせいか、「久喜プラネタリウム」では1年の内で一番客足が鈍い事もあって、まぁ色々な理由もありまして、この「再投影企画」が誕生したのですよ。それと、「また見てみたい」と思える番組を再投影する事ができるとの事もあってなのですよ。

 そして、「投票」による結果、圧倒的多数票で1位になったのが「ブラックホール」。コレは2015年6月の番組。

 多分ですが、この「ブラックホール」に選ばれた理由ってこの「ブラックホール」といった語感からと、「何でも吸い込む」といった得体の解らなさと最強っぽい所からだと思うんですよ。実際に「ブラックホール」自体まだ解っていない事が多く、それを説明するには「一般相対性理論」や「特殊相対性理論」などの「物理学」の知識が必要になり、小学生なんてサッパリでしょうし、大人だって解らない話なんですよ。それこそ数式と理論の退屈な話になってしまうんですよ。ただ、それだと「番組」としては成り立たないので、簡単な概要説明になってしまうのです。なので番組では、この「ブラックホール」は何なのか「現時点」での解っている範囲での簡単な説明となります。

 たとえば、「ブラックホール」ができるのは「太陽の30倍以上の重さ」を持った星が「超新星爆発」をしたその残り「中性子星」が元であり、それが「無限に自分の重力でつぶれている」。つまり「重力が一点に集中」している状態なのです。なので、条件さえ合えば「地球」も「ブラックホール」になる事もできるのです。ただ、それは「地球を直径2㎝まで圧縮する」事によって可能と、非現実的な話。

 では「光」さえ重力でとらえてしまう「ブラックホール」はどうやって発見する事ができるのでしょう。「光」を発していないという事は「眼には見えない」という事でもあり、暗い宇宙空間で光を放っていない物を見つけるのは、「暗闇で黒い物を探す」のと一緒です。でも「なんでもとらえてしまう」のが逆に見つける手がかりになるのです。「ブラックホール」に恒星が近づくと、その「恒星」の「ガス」がブラックホールにとらえられて渦を巻くように落ちていきます。「ガス」は観測できるので、そんぽ「落ちていく様子」を観測する事により、発見する事ができるのです。この時「強いX線」を発するので、そちらを「観測衛星」で見つける事ができます。あと、「強い重力」によって「光」をも「ゆがめてしまう」、「重力レンズ」効果により「光がゆがんでいる」場所を見つければ良いのです。

 「ブラックホール」に関して知りたいというのが多いのが「吸い込まれるとどうなるか?」というのも。これは「吸い込まれた」のを観測した事があるわけでは無いので、あくまでも「理論的」な話になりますが、「宇宙船」がブラックホール」に吸い込まれると、「伸びてそのうち千切れる」のです。たぶんですが、ほとんどの方は「重力によって押しつぶされる」と思われるでしょうが、あまりにも強い重力に引っ張られると、先端と後端では引かれる早さが異なるので、引き伸ばされた状態になり、そのうち千切れてしまうのです。

 こんな「ブラックホール」ですが、実は「銀河」を形作るにとても重要な役割を担っているのです。銀河に星が集まっているのは「ブラックホール」の重力があるおかげとも言われているのです。

 そして、今回「再投影」ですから、その時との変化は、「重力波」の話が追加されました。重力波の感知はこの番組終了後の、2015年9月でしたからね。それにより原始ブラックホールの存在が現実味を帯びてきたのですからね。

 正直私としては、ある程度内情を知っているとは言え、「ブラックホール」になるって解っていたんですよ。ただ、あまりにも当然な結果ですから、正直面白みもありませんし、人気もあるテーマなので、鬼門といえども色々な所で番組は作られていますしね。それだったら、もっと「久喜」らしい番組を選んでもらいたかったですね。

 それでは、本日の登場良人物は「プラネタリウム」な話題でしたのでこの方です。「プラネタリウムの妖精」を名乗っている「天元界 天象運行監視室 第二区域局」所属の「天象精霊」である「カスミ・アウロラ・タマノイ」さんです。まぁ、ある程度こんな事になるって予想はできていたんですよね…。

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