こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

レア物好きなオート番組です。

2008年01月20日 | プラネタリウム

 お休みです。やはりお休みは良いですね。特にその仕事が嫌いであればそれだけ嬉しい物です。そんなワケでプラネタリウムです。本日は「新宿区教育センター」、通称「レガス新宿」のプラネタリウムへ行ってきましたココは規模も大きくはなくこじんまりとした所ですが設備が新しいのと、気軽さがありますね。ちなみに今回で2回目です。本日の投影内容は「サイト」ですと「ビッグバンと冬の星座」だったのですが実際は「星座のおいたちと冬の星座」でした。それではレビューを。

 ココはきちんとした「解説員」っぽい人がいるのですが、完全なオート番組で進行します。たぶん、解説員っぽい人は以前教員をやっていて定年退職後「教育センター」で働いているって感じですね。それはさて置き、まずココ「レガス新宿」の屋上から見た景色が映され方位の確認がされます。そこで、いきなり夜です。「レガス新宿プラネタリウム」は珍しいことにオート番組から先に始まるんです。「星座のおいたいち」の始まりです。星座の始まりは今から5000年前の「古代バビロニア」の「羊飼い」が夜羊の番をしながら、暇つぶしに、星を羊に見立て、星に色々な羊の種類を名づけたの始まりで、その後12星座が作られ、エジプトに渡ってココで独自の星座が作られました。一方ギリシャに渡った星座は、「羊」から吟遊詩人達が作った「神話」に置き換えられて「ギリシャ神話」が誕生します。時の天文学者「プトレマイオス」が48の星座、この星座は今の星座の基礎と言ってもいいでしょうね。それが作られました。その後大航海時代になるまで、この星座が使われてきました。大航海時代に入り、天文学の発達と、新たな地域への進出によって、新たな星座がどんどん船乗りや天文学者によって作られます、その中でも代表的ななのが「へべりウス」と「ロワイエ」、南天の星座を主に作った「バイエル」と当時の最新科学用品の星座を作った「ラカイユ」。今でもこの4人が作った星座は残っています。それ以外にもそこらへんで新しい星座が生まれ、星空は無法地帯のようになってしまったのです。そうなると、各地の天文学者は学会とかで話が合わないワケですそこで1930年「国際天文学連合」の総会で全天の星座を88にし国際的に統一されました。ですから、星座が88になったってほんの80年前の話なんですよ。では、西洋は解りましたが、東洋。お隣中国ではどうだったのでしょう?中国では、星空も一つの「国」と考えらており、正座にも「格」が付けられたり、「星が一つ」でも星座になっていたり、同じ名前の星座もあったりで、合計300以上の星座があったそうです。その中でも有名なのが「二十八宿」で、コレは「天の赤道」かにある28の星座を作り、それをさらに7つごとに4つに分けたもので「北極星」を「天帝」とし、その横に高官を置く形で作られたのです。こんな形で星座は作られ現在に至っているのです。って事で「冬の星空」です、また新宿の町並みが出てきて太陽が沈みます。そういえば、今の時期って新宿からですと、太陽は富士山の頂上付近に沈むんですね。やがて満天の星空になった所で、本日紹介する星座が、星座絵と共に紹介されます。まず「オリオン」、それから「おうし」。「おおいぬ」に「こいぬ」そして、何故か「うさぎ」に「はと」!この二つは生解説の所でもめったに聞く事が出来ませんし、そもそも、学校でも一切習わない星座です。それが何故?しかもオート番組で登場です。「ふたご」や「ぎょしゃ」を紹介せずに、「うさぎ」と「はと」です。そんな驚きをさて置いて「オリオン」から始まります「ベテルギウス」と「リゲル」それと三ツ星が紹介され今度は「小三ツ星」で「M42 オリオン大星雲」です。もちろん「トラペジウム」の紹介つきです。それから「オリオン」の「猟犬」として「おおいぬ」と「こいぬ」です、まずは「おおいぬ」から。目を引くのは「全天一明るい「シリウス」コレを望遠鏡で覗いて少し下のほうを見ると「星の集まり」があります。「M41散開星団」です。これも普通は紹介されませんよ。それから「こいぬ」へ行って「プロキオン」でも別名を「ゴメイザ」。ここで「?」と思われた方は相当な天体知識を持っています。「ゴメイザ」は「泣き濡れた瞳」って意味ですが、それは「プロキオンの上にある3等星」じゃないの?と思われるでしょう。私もそう思いましたし。でも、「シリウスより明るさが劣る所」から名づけられたそうですよ。今ではその上の「3等星」がそうなりましたが。でも意味的には「犬のさきがけ」よりはいいと思うんですが、発音が「プロキオン」の方がさまになりますものね。そして、再びオリオンのほうへ。なのですが、「プロキオン」と「ベテルギウス」を結んだ線のベテルギウスより1/3の所を見ると「散開星団」があります。でもコレを写真でとると綺麗な「赤みの強いピンクの光が見えるのですコレが「NGC2244」広がって見える光が「バラ」のように見える事から通称「バラ星雲」と呼ばれています。正直久々に見ましたよ「バラ星雲」。それから「おうし」ですここでは当然ながら「アルデバラン」と「ヒヤデス」「すばる」が紹介されて、突然フラッシュ光が!暗い所からなので「スタングレネード」をやられたような感じに落ちいちゃいましたよ…。これで「M1 かに星雲」です。今度は「オリオンの下」にいる「うさぎ」です。「うさぎ」聞きなれない星座名から「新しい星座」と思われがちですが、結構古く、オリオンと同じ時期にはもう存在していたそうです。神話も一様あるのですが、報われないので…。さらに下にさがって、なんだか良く解らないところ、構成する星も3等星と4等星で星が結構集まっている所なのでさらにわからない所にあるのが「はと」この星座は17世紀に「ロワイエ」が作った星座ですが、新興星座としては珍しく「神話」があるのです。ここで物語「ノアの箱舟」です。この話は有名なので割愛しますが、洪水が引いて、陸地を探す時に「ノア」が放った「はと」で陸地の存在を知らせるために「オリーブの枝」を持って「ノア」の元へ帰ってきたのです。星座絵もそのときの姿で紹介されており「オリーブの枝」をしっかり咥えています。コレにて「冬の星座案内」は終了ですが、解説中に「冬の星空には1等星が6つある」と紹介されたので残りの「ポルックス」と「カペラ」を紹介して終了です。

 それにしても、コレだけレア物な解説、しかもオート番組でやるとは「レガス新宿」侮れないです。

 では、本日の登場人物は「気象制御管理省 天象運行監視室 第二区域管理局 局長」の「ミズハ・マギエル・シグルドア」さんですが、「うさぎ」が出てきたのと「レア」な所から「バニースーツ」で登場です。普段はおしとやかな「おねえさん」のミズハさん。なんだかドッキリです。

2008_01_20

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする