こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

お久しぶりですが、はじめまして。

2007年12月22日 | 博物館・科学館

 珍しく土曜日に「非番」ですよ。まぁ天気は良くは無いですが…。それでもって、今日は「プラネタリウム」ではなく「国立科学博物館」へ行ってきました~。今の特別展示は期間が短いので、年明けでも良かったのですが、なるべく早めって事で今日にしました。それで、特別展示は「富士山展」と「名物展示第1弾 帰ってきたアロサウルス」それと「DNAの先へ!」の3つが開催されています。いづれも常設展料金で見れるのでとってもお得ですね。しかも私は「リピーターズパス」を持っているので無料みたいな物ですよ。う~んとってもお得です。とりあえず、簡単にそれぞれを。まずは「アロサウルス」から行きましょうか。国立科学博物館の前身である「教育博物館」が出来たのは1877年。この年、約1億5千万年前に北アメリカを主な生息地にしていた大型肉食恐竜が「アロサウルス・フラギリス」と命名されました。偶然にも国立科学博物館とアロサウルスは130周年を迎えていたわけです。さて、この国立科学博物館に収蔵されている「アロサウルス」の全身骨格化石が初公開されたのは1964年その後5年に渡り中央ホールで展示され、展示終了後も「恐竜展」などでたびたび展示されていましたが中央ホールで展示されるのは久々になります。私が子供の頃行っていた時にも「恐竜」の全身骨格化石」があったですがそれは「アロサウルス」では無く「タルボサウルス」だったのかも知れません。ともかく、旧本館の中央ホールに恐竜の全身骨格化石が展示されるのは2004年の11月2日の改装工事以来になりますから、本当に久々です。ともかく、中央ホールに恐竜の化石があるのは以前の「本館」のようでなんだか懐かしかったですね。そして、その隣で行われているのが「富士山展」こちらの「富士山最後の噴火」とされる「宝永噴火」から三百年しかもちょうど今頃の時期に起きた噴火で「1707年 宝永4年」の12月16日午前10時頃から翌年1月1日未明まで噴火をしていたそうで、その火山灰や火山砂礫は麓で3m約100kmはなれた江戸でも4cmも積もった記録が残っています。そんな富士山の「火山」としての面を考察している展示なのです。私が学校で「富士山は休火山」と習っていたのですが、現在は「活火山」として分類されているのですこの理由は「休火山」という分類が無くなったためで気象庁では「現在、噴気活動がある火山や約1万年以内に噴火した火山」を活火山と定義して、現在は富士山を含む108の山が活火山とされることになりました。この展示では「火山」としてどのように形を変えて行ったか、その火口は「噴火割れ目」とし線上に分布している事や溶岩と火山地形の紹介、浮世絵のモデルされたり、銭湯の絵としてなどの簡単な紹介。メインの「宝永噴火」の記録です。かなりの記録が正確に残っているので研究材料としてシュミレーションがしやすく、当時の被害状況が結構各地で残っているのです。それと、2004年に発表された「富士山ハザードマップ」コレは現在富士山が噴火した場合どの程度の被害が出るかをシュミレートしたもので、最悪の場合が「梅雨時期」に起こった場合で総被害額は2兆円を超えるとされています、実際溶岩流の流れなどのシュミレーション画像が見れるので、実感度は高いですね。あと「竹取物語」って富士山にまつわる伝説なんですね。

 それから「地球館」2Fへ行き今度は「DNAの先へ!」です。この展示は小規模展示で主に「DNA シークエンサー」のことについてです。「ゲノム」の読み取り作業や最新の「自動DNAシークエンサー」の事についてで、実際にその機械が展示されています。結構内容的には高度なのですが、展示が少ないのが残念です。それで、全体的に言えるのですが「特別展示」のパンフレットがあるのは良いですね。チラシでは無く「小冊子」になっているので、展示内容を復習するには大変便利です。

 最後に、シアター360ですが一番面白いのはブリッジの端、つまり出入り口辺りで見ると速度感と遠近感が強く、なおかつ全体も見渡しやすいので中央よりもお勧めですよ。

 今後の国立科学博物館の特別展示ですが「ナスカ展」が2週間だけ再展示され、その後は「ダーウィン」と面白そうなのが目白押しです。

 それでは本日の登場人物は明日、12月23日は私が始めて「シアター360」を見た日で「Noel SP」をやった日って事で「ベルギー国立博物館 古代美術」の「学芸員」で「ベルジアン・タービュレン」の「Chefille」である「リリアーヌ・コラフェイス」さんです。今年はシアター360の案内はしないようです。残念。

2007_12_22

コメント (5)
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