こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

怒涛の紹介数

2007年12月02日 | プラネタリウム

 12月に入り、多くのプラネタリウムが「冬番組」に変わっています。それで、春番組が結構個人的に良い評価の「板橋区立教育科学館」へ行っていました。今回の冬番組は「宇宙への夢と憧れ~ロケット開発物語~」です。春以来なのでスペックを少々ドームの直径は18メートルで水平式。シートの展開は扇形でシートの間隔はちょうど良い位でしょうかね。投影機は「五藤光学」の「GM2-SPACE」と中規模プラネタリウムとしては十分なスペックです。観覧料は大人300円、高校生以下の子供は100円ですので、コレも標準的ですね。さて、レビューをしましょう。

 ここはホライズンラインは屋上からの風景とかでは無く、ちょっとアルプスっぽい山の絵が映し出され、太陽もそれにあわせて出現。初めから山奥の設定なので都会の明るい星空でなく、満天の星空が広がり、時刻は21時30分の星空に。さすがにこの時期になると夏の大三角はもう地平線近くなので、さすがに解説はされませんが、まだ天頂付近にある「秋の四辺形」から「ぺガスス」と「アンドロメダ」。ここで「アンドロメダ銀河」も紹介され、今度は「秋の四辺形を使って北の方へ向かって「カシオペヤ」そこから定番の「北極星」を探し出してからまた戻って、今度は南へ行って「くじら」それから連続的に「ペルセウス」「ケフェウス」が登場、それと何故か「エチオピア王家」の話と関係ない「みずがめ」も登場。解説は東の空へ移って昇り始めた「オリオン」と地平線すれすれにあがっている「プロキオン」と「シリウス」それから、「おうし」に関連して12宮の「ふたご」と「おひつじ」が登場。と時間的には15分程度の星空解説でしたが、紹介した星座の数は結構な数じゃないでしょうか?「月観測衛星」の「かぐや」から撮られた「地球の出」。それから「ロケット」の話になり「宇宙への夢と憧れ~ロケット開発物語~」の始まりです。このオート番組はSF作家である「ジュール・ベルヌ」の「月世界旅行」に憧れた「フォン・ブラウン」少年。その後学者となり、アポロ計画の「サターンV型ロケット」を開発させ、成功に導いた「フォン・ブラウン」の生涯と激動の時代の中開発された「ロケット」の開発史なのです。内容としてはオート番組では結構対象年齢が高めですね、大体小学生高学年でもキツイかなって程で、世界史とジュール・ベルの作品の基礎を知らないとテーマがつかめません。あと絵はレベルが高くリアリティ重視の学習マンガのようです。まぁ構成もしっかりしていましたから、私としては良かったのですが、お子様たちは完全に飽きてしまったようですね。ロケットの歴史は、戦争の破壊兵器を言う負の要素もあるのですが、今後は「フォン・ブラウン」達ロケットの黎明期の開発者たちの願いの様に平和利用と人類の夢に使われて欲しいですね。

 それでは本日の登場人物は「プラネタリウムの妖精」をイメージして「柏プラネタリウム」の番組宣伝ポスターに登場した娘です。詳細はこのたびやっとこさ更新したメインサイト(http://www1.ocn.ne.jp/~creatorw/CG.htm)で公開中です。

2007_12_02

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