Cooking Studio Tanabe

渋谷で習う和食・WASHOKU

旬の魚・塩焼き・幽庵焼きを簡単に

2009-08-23 08:52:56 | Weblog
 
秋刀魚が冷凍物ではなく生の新鮮なものが出回っていますね!煙がボーボート立ち込める中の塩焼きも良いのですが、最近は秋刀魚の油の多いのがちょっと苦手になったので、軽く干したり、お醤油やお酒に漬けてから焼いたりしています!

三枚に下ろして、(秋刀魚は身が柔らかいので買ってきたらすぐ下ろしてください!そのままにしておくと、どんどん劣化します)腹骨を取り、中骨にある小骨も骨抜きで取ってください。面倒でもこれをするのとしないのでは、大きな差が出ます! お子さんが魚嫌いになるのもこういうことからだと思います!

お醤油やお酒に漬けて焼くのを日本料理では「幽庵焼き」と言います。「祐庵」がもとの字で、江戸時代前期から中期にかけての人、北村祐庵が「祐庵汁」を作ったとされていますが、諸説あるようです!

その幽庵地とは、醤油5、味醂3、酒2の割合ですが、私はお醤油をもうすこし少なくします。
秋刀魚の場合は油が多いので、軽く塩をして、10分ほどおき、さっと洗い、水気を切り、幽庵地に漬けます。20分位漬けたら、ざるに上げ、陰干し、または冷蔵庫にラップをせずに入れて乾かします!

後は焼くだけ! 焦げやすいので気をつけて! 私はオーブンとトースターを使って焼きます。その方が焦げすぎず、時間も短くて済むようです。

写真は鮎の一夜干しの時のものです。見た目はほとんど同じように出来上がるはずです!