8月1日(土)
一昨日の30日、今回は車でということで、朝早めに逗子を出て夕方明石に戻って来ました。
その前日の29日に母の三回忌の墓参を済ませたのですが、せっかく東京に来るのならと姉に誘われたこともあって、お墓へ向かう前に「すみだ下町きんぎょ舟」なるものに乗ってみました。
発着はスカイツリーの下、東京ソラマチ前の「おしなり公園船着場」ということで、都営地下鉄の押上駅から歩いて行くと、
屋根に金魚の絵のが描かれている
小さな舟が一艘
「え、あれなの?」と思ってしまいました。というのも、なにしろ真夏の昼間ということで、気分的には、屋形船のような感じでエアコンくらいは効いているだろうと勝手に思っていたからです。
橋を渡って川べりに下りると、
本当にその舟でした
どうも、屋根の絵は葛飾北斎の絵を写したものということで、
たしかに、
中に金魚鉢が三つ
この金魚はソラマチのすみだ水族館ものだそうで、下町情緒というか江戸の風情かもし出す趣向のようです。
いよいよ出発、動き出すと気持ちのよい
川風が流れてきます
まずは、船着場のある北十間川を東へ向かい、十間橋をくぐった所で右に曲がって横十間川を南下。亀戸天神の西、錦糸町の東を通って猿江恩賜公園を過ぎると、
小名木川と交差する
クローバー橋に
クローバー橋の下を右に曲がって小名木川に入ると、このクルーズの最大の見せ場がやってきます。
舟は扇橋の
水門の中へ入りました
ここは「下町のパナマ運河」と呼ばれている所で、「水門」と言いましたが、正式には「閘門(こうもん)」と言います。簡単に言うと、前後の扉を閉じて、隅田川側と江東のいわゆる0メートル地帯との水位差を上げ下げして舟を通過させる装置です。
水位の高い西の隅田川側から
水を流し込みます
この日は大潮の日だったので、
なんと2、6mも上昇しました
水位が上がると、前の扉が開き、
舟は西の隅田川方向へ進みます
デッキの人は傘が必要。濡れている扉から一瞬ですが雨のように水が落ちてくるからです。
ここが「下町のパナマ運河」と呼ばれているゆえんわかりましたか、要するに、東京の下町とはいえ、隅田川の水位と東の江東地帯の水位は、水害対策として水を扉でせき止めて、実は2mほどの高低差があるということなのです。
そして、閘門を抜けて水位の高い西側へ出ると、すぐ大横川と交差しますが、ここがクルーズの折り返し地点で、
北に目を向けると
スカイツリー
舟は再び扇橋閘門に入り、今度は2、6m水位を下げてもらって東側へ戻りました。
我々が往復した閘門に
次の遊覧船が入って行きます
舟の上では、要所で
古地図や写真を見せての説明があり、
北十間川に戻って、
スカイツリーの下へ帰りました
かつて、母の実家が江東区大島にあって、子どもの頃から横十間川の辺りは馴染みが深く、猿江公園でもよく遊んだ記憶が残っています。
ということで、そんな思い出も蘇ってくるかのような80分のクルーズ、母の命日の前にふさわしい船旅だったのかもしれません。
川風を受けて江東のきんぎょ舟 弁人
一昨日の30日、今回は車でということで、朝早めに逗子を出て夕方明石に戻って来ました。
その前日の29日に母の三回忌の墓参を済ませたのですが、せっかく東京に来るのならと姉に誘われたこともあって、お墓へ向かう前に「すみだ下町きんぎょ舟」なるものに乗ってみました。
発着はスカイツリーの下、東京ソラマチ前の「おしなり公園船着場」ということで、都営地下鉄の押上駅から歩いて行くと、
屋根に金魚の絵のが描かれている
小さな舟が一艘
「え、あれなの?」と思ってしまいました。というのも、なにしろ真夏の昼間ということで、気分的には、屋形船のような感じでエアコンくらいは効いているだろうと勝手に思っていたからです。
橋を渡って川べりに下りると、
本当にその舟でした
どうも、屋根の絵は葛飾北斎の絵を写したものということで、
たしかに、
中に金魚鉢が三つ
この金魚はソラマチのすみだ水族館ものだそうで、下町情緒というか江戸の風情かもし出す趣向のようです。
いよいよ出発、動き出すと気持ちのよい
川風が流れてきます
まずは、船着場のある北十間川を東へ向かい、十間橋をくぐった所で右に曲がって横十間川を南下。亀戸天神の西、錦糸町の東を通って猿江恩賜公園を過ぎると、
小名木川と交差する
クローバー橋に
クローバー橋の下を右に曲がって小名木川に入ると、このクルーズの最大の見せ場がやってきます。
舟は扇橋の
水門の中へ入りました
ここは「下町のパナマ運河」と呼ばれている所で、「水門」と言いましたが、正式には「閘門(こうもん)」と言います。簡単に言うと、前後の扉を閉じて、隅田川側と江東のいわゆる0メートル地帯との水位差を上げ下げして舟を通過させる装置です。
水位の高い西の隅田川側から
水を流し込みます
この日は大潮の日だったので、
なんと2、6mも上昇しました
水位が上がると、前の扉が開き、
舟は西の隅田川方向へ進みます
デッキの人は傘が必要。濡れている扉から一瞬ですが雨のように水が落ちてくるからです。
ここが「下町のパナマ運河」と呼ばれているゆえんわかりましたか、要するに、東京の下町とはいえ、隅田川の水位と東の江東地帯の水位は、水害対策として水を扉でせき止めて、実は2mほどの高低差があるということなのです。
そして、閘門を抜けて水位の高い西側へ出ると、すぐ大横川と交差しますが、ここがクルーズの折り返し地点で、
北に目を向けると
スカイツリー
舟は再び扇橋閘門に入り、今度は2、6m水位を下げてもらって東側へ戻りました。
我々が往復した閘門に
次の遊覧船が入って行きます
舟の上では、要所で
古地図や写真を見せての説明があり、
北十間川に戻って、
スカイツリーの下へ帰りました
かつて、母の実家が江東区大島にあって、子どもの頃から横十間川の辺りは馴染みが深く、猿江公園でもよく遊んだ記憶が残っています。
ということで、そんな思い出も蘇ってくるかのような80分のクルーズ、母の命日の前にふさわしい船旅だったのかもしれません。
川風を受けて江東のきんぎょ舟 弁人