チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

今度こそ、ほんとうに行っちゃいました

2015-08-23 11:58:48 | KAZU君
8月23日(日)

 成田空港で見送るKAZU君を乗せた飛行機が空の彼方へ消えていったら、いったいどんな気分になっちゃうのだろう、何日かは拍子抜けしちゃうのだろうなと思っていましたが、最初に乗った飛行機が引き返してしまったおかげで、違う意味で拍子抜けしてしまいました。

 今までは、寂しくなるけれどオランダで元気に過ごしてほしいということを願っていたのに、一昨日の夜からは、なんとしてもオランダに無事に着いてほしいという気分になり、別れの寂しさなんぞはどこかへ行ってしまった感じです。

 22日。気合を入れて渡欧再挑戦ということで、6時50分に逗子の家を再度出発。

 今日は気分も新たに、「成田へは
  京成スカイライナーで行くぞ!」
  

 「おじいちゃん、
  今日は『SAS』やで」
  

 そうなんです、今日は前日に乗ったKLMの席がなくて、スカンジナビア航空の飛行機になっちゃったんです。
 デンマークの飛行機なので、一回、コペンハーゲンまで行って、KLMの飛行機に乗り換えるのだとか。おかげで、アムステルダムまでの所要時間が何時間も余計にかかってしまうことになってしまいました。

 昨日は練習だった?「おじいちゃん、
  本当の『行って来ます』だよ」
  
   

 11時30分。
  滑走路へ向かう「SAS」
    

 昨日と同じ。
 「機体が重そうやなぁ」
  

 オランダとかデンマークとか、あっちの操縦士の傾向なのでしょうか、他の飛行機は目の前で機首を浮かせるのに、昨日も今日も、なかなか離陸してくれないのです。思わず「助走スピードが遅いんじゃないか」と焦ってしまいます。

 凧上げじゃあるまいに、
 「上がった、上がった」
  

 普通なら「あーあ、とうとう行っちゃった」というところなのですが、とてもそんな感傷に浸っている状況ではなく、「何事もなく飛んで行って、ちゃんと着陸してくれよ」という気分。

 どうも、アムステルダムに着くまで、乗り換えがあるので13~4時間くらいかかるらしいのです。日本時間だと夜中、現地ではちょうど夜になった頃でしょうか。KAZU君大丈夫かな、乗り換えの頃がちょうど眠くなる時間なので心配です。


   夏果つるジェット機彼方へ宝乗せ   弁人


 それにしても、今度こそ無事にオランダのお父さんの許へたどり着くのを祈るのみです。

 ところで、機影が見えなくなった後、前日は成田山新勝寺にお参りに行きましたが、祈りが通じて無事に引き返したのか、通じずにたどり着けなかったのかはさておき、この日はお参りの場所を変えて。

 東京とは反対方向へ向かい、
  水郷の佐原駅で下りました
  

 今日は香取神宮にお参り。
  一度行ってみたかったお社です
  

 「無事にオランダに着けますように」と、
  お賽銭も少々奮発
  

 この辺まで来ると、けっこう遠い。駅に戻ると、1時間に一本の成田行きの電車が出た後で、香取神宮を後にしたのが15時前だったのに、次の電車で成田へ戻り、エアポート成田に乗り換えて逗子駅に着くと、もう外は真っ暗、19時を回っていました。
 心の隅に、もう一ヶ所まだ行ったことのない鹿島神宮にもという気もあったのですが、電車では全然無理だということがわかりました。
 でも、帰りが遅くなっても、どうせ心配で夜更かしするのですから関係ありません。

 23時半頃に、コペンハーゲンに着いたとのメールが届き、こっちもあと2~3時間起きていようかと思いましたが、二日連続の早起きがたたってダウン。朝起きて、無事現地の家に着いたというメールが確認できました。

 「やれやれ」というところですが、火曜日には明石のマンションで清掃業者との打ち合わせがあるので、妻君と二人でしんみりとしている場合でもないのです。これから明石へ戻る仕度です。


コメント (1)
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