チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

今年の十五夜はすばらしかったですね

2013-09-21 06:10:14 | 身辺雑記
9月21日(土)

 台風が去った週明けから、ずっと雲一つない快晴の日が続いています。

 天気予報でも、今週いっぱいは好天が続くということで、週明けから一昨日19日の中秋の名月を楽しみにしていました。
 なにしろ、この時期はいつも天気が不順で、昨年は二日後の立待月を眺めたことを思い出します。たしか、十五夜の月に出会えなかった記事を載せたこともあったので、明石に来てから5年目ですが、もしかしたら、初めての中秋の名月かもしれません。

 そんなわけで、前日の18日に、どこかにススキが生えていないかと車で出かけたところ、とある空き地の片隅に彼岸花がひっそりと花開いていました。
 秋雨が降って、そろそろお彼岸という頃に、芽を出すやいなや、すくすくっと伸びて、パッと咲く彼岸花。台風の大雨のせいでしょうか、週明けの16日のローカルニュースで、「例年より早く彼岸花が開花しました」というアナウンスが流れていました。

 それはともかく、この花、茎や根に毒を持つことから、土を荒らすモグラやネズミ除けとして、墓地などに植えられたものですから、「死人花」とか「幽霊花」とか、不吉な花のイメージがあって、お花屋さんの切花なんかで見ることはまずありません。
 きっと、一輪挿しに挿すなんてことも嫌われるのでしょうが、個人的には、秋の到来を感じさせてくれる好きな花なので、ここは勇気を出してということで、

 ススキと一緒に切り取って来て、
  飾ってみました
    

 まあ、考えてみれば、別名「曼珠沙華」、「あの世の花」というイメージもあるのかもしれませんが、天上の花と思えば、なんとなく極楽浄土を彩る高貴な姿に見えてきたりします。

 夕方、保育園からの帰り、
  KAZU君、お月さまを見つけました
   
「おじいちゃん、見て、丸いお月さま、白いよ」
「お日さまが隠れて暗くなると黄色くなるんや。明日になると、もっと丸くなって、いちばん大きくなるんやで」
「カーくんなぁ、お月さま、行ってみたくなってん」
「そりゃぁ無理やなぁ、すっごく遠くてな、おじいちゃんだって行ったことがないんやから」
 因みに、満月の前の日の月を「小望月」と言うそうで。

 さて翌日、
  一輪挿しに目を向けると
   

 なんと、花瓶に挿して丸一日も経っていないのに、背の低いつぼみだったほうも見事に花開いていて、咲くまでが早いとは聞いていましたが、少々びっくり。


   月待ちて尾花に負けじと曼珠沙華  弁人


 ところで、一日経つと月の出も数十分遅くなります。小望月を撮ったのは18時前だったのですが、十五夜の満月はなかなか現れません。ゆっくり歩いて駅を過ぎると、ようやく十五夜の満月が顔を見せました。もう18時20分でした。

「おじいちゃん、写真撮らなぁあかんな」
「じゃあ、カーくん、そこに立って」
   

 KAZU君とお別れして玄関を出ると、
  すっかり暗くなっていて
  

  帰り道に丘の上から一枚
  

 「芋名月」、月見酒のお供に
  里芋を蒸かしてみました
  


   衣かつぎつるりと剥けて月見酒   弁人


コメント
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