9月21日(土)
台風が去った週明けから、ずっと雲一つない快晴の日が続いています。
天気予報でも、今週いっぱいは好天が続くということで、週明けから一昨日19日の中秋の名月を楽しみにしていました。
なにしろ、この時期はいつも天気が不順で、昨年は二日後の立待月を眺めたことを思い出します。たしか、十五夜の月に出会えなかった記事を載せたこともあったので、明石に来てから5年目ですが、もしかしたら、初めての中秋の名月かもしれません。
そんなわけで、前日の18日に、どこかにススキが生えていないかと車で出かけたところ、とある空き地の片隅に彼岸花がひっそりと花開いていました。
秋雨が降って、そろそろお彼岸という頃に、芽を出すやいなや、すくすくっと伸びて、パッと咲く彼岸花。台風の大雨のせいでしょうか、週明けの16日のローカルニュースで、「例年より早く彼岸花が開花しました」というアナウンスが流れていました。
それはともかく、この花、茎や根に毒を持つことから、土を荒らすモグラやネズミ除けとして、墓地などに植えられたものですから、「死人花」とか「幽霊花」とか、不吉な花のイメージがあって、お花屋さんの切花なんかで見ることはまずありません。
きっと、一輪挿しに挿すなんてことも嫌われるのでしょうが、個人的には、秋の到来を感じさせてくれる好きな花なので、ここは勇気を出してということで、
ススキと一緒に切り取って来て、
飾ってみました
まあ、考えてみれば、別名「曼珠沙華」、「あの世の花」というイメージもあるのかもしれませんが、天上の花と思えば、なんとなく極楽浄土を彩る高貴な姿に見えてきたりします。
夕方、保育園からの帰り、
KAZU君、お月さまを見つけました
「おじいちゃん、見て、丸いお月さま、白いよ」
「お日さまが隠れて暗くなると黄色くなるんや。明日になると、もっと丸くなって、いちばん大きくなるんやで」
「カーくんなぁ、お月さま、行ってみたくなってん」
「そりゃぁ無理やなぁ、すっごく遠くてな、おじいちゃんだって行ったことがないんやから」
因みに、満月の前の日の月を「小望月」と言うそうで。
さて翌日、
一輪挿しに目を向けると
なんと、花瓶に挿して丸一日も経っていないのに、背の低いつぼみだったほうも見事に花開いていて、咲くまでが早いとは聞いていましたが、少々びっくり。
月待ちて尾花に負けじと曼珠沙華 弁人
ところで、一日経つと月の出も数十分遅くなります。小望月を撮ったのは18時前だったのですが、十五夜の満月はなかなか現れません。ゆっくり歩いて駅を過ぎると、ようやく十五夜の満月が顔を見せました。もう18時20分でした。
「おじいちゃん、写真撮らなぁあかんな」
「じゃあ、カーくん、そこに立って」
KAZU君とお別れして玄関を出ると、
すっかり暗くなっていて
帰り道に丘の上から一枚
「芋名月」、月見酒のお供に
里芋を蒸かしてみました
衣かつぎつるりと剥けて月見酒 弁人
台風が去った週明けから、ずっと雲一つない快晴の日が続いています。
天気予報でも、今週いっぱいは好天が続くということで、週明けから一昨日19日の中秋の名月を楽しみにしていました。
なにしろ、この時期はいつも天気が不順で、昨年は二日後の立待月を眺めたことを思い出します。たしか、十五夜の月に出会えなかった記事を載せたこともあったので、明石に来てから5年目ですが、もしかしたら、初めての中秋の名月かもしれません。
そんなわけで、前日の18日に、どこかにススキが生えていないかと車で出かけたところ、とある空き地の片隅に彼岸花がひっそりと花開いていました。
秋雨が降って、そろそろお彼岸という頃に、芽を出すやいなや、すくすくっと伸びて、パッと咲く彼岸花。台風の大雨のせいでしょうか、週明けの16日のローカルニュースで、「例年より早く彼岸花が開花しました」というアナウンスが流れていました。
それはともかく、この花、茎や根に毒を持つことから、土を荒らすモグラやネズミ除けとして、墓地などに植えられたものですから、「死人花」とか「幽霊花」とか、不吉な花のイメージがあって、お花屋さんの切花なんかで見ることはまずありません。
きっと、一輪挿しに挿すなんてことも嫌われるのでしょうが、個人的には、秋の到来を感じさせてくれる好きな花なので、ここは勇気を出してということで、
ススキと一緒に切り取って来て、
飾ってみました
まあ、考えてみれば、別名「曼珠沙華」、「あの世の花」というイメージもあるのかもしれませんが、天上の花と思えば、なんとなく極楽浄土を彩る高貴な姿に見えてきたりします。
夕方、保育園からの帰り、
KAZU君、お月さまを見つけました
「おじいちゃん、見て、丸いお月さま、白いよ」
「お日さまが隠れて暗くなると黄色くなるんや。明日になると、もっと丸くなって、いちばん大きくなるんやで」
「カーくんなぁ、お月さま、行ってみたくなってん」
「そりゃぁ無理やなぁ、すっごく遠くてな、おじいちゃんだって行ったことがないんやから」
因みに、満月の前の日の月を「小望月」と言うそうで。
さて翌日、
一輪挿しに目を向けると
なんと、花瓶に挿して丸一日も経っていないのに、背の低いつぼみだったほうも見事に花開いていて、咲くまでが早いとは聞いていましたが、少々びっくり。
月待ちて尾花に負けじと曼珠沙華 弁人
ところで、一日経つと月の出も数十分遅くなります。小望月を撮ったのは18時前だったのですが、十五夜の満月はなかなか現れません。ゆっくり歩いて駅を過ぎると、ようやく十五夜の満月が顔を見せました。もう18時20分でした。
「おじいちゃん、写真撮らなぁあかんな」
「じゃあ、カーくん、そこに立って」
KAZU君とお別れして玄関を出ると、
すっかり暗くなっていて
帰り道に丘の上から一枚
「芋名月」、月見酒のお供に
里芋を蒸かしてみました
衣かつぎつるりと剥けて月見酒 弁人