チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

薫る風の中、お散歩再開

2021-05-07 13:51:26 | 逗子風物
5月7日(金)

 二年続けての、なんとももどかしいゴールデンウイークが終わりましたが、日本の社会はまだまだお先真っ暗の状況が続きそうな気配。
 妻君に「なんかさぁ、溜め息をついているうちに人生終わっちゃたりしてね」と苦笑いしてみても、心に残るのはやはり虚しさばかり。

 ここはとりあえず、「気分転換に外の空気を吸って来るわ」と散歩に出たのですが。

 海まで歩こうかなとバス通りに出ると、反対方向のグリーンヒル住宅行きのバスがやって来まして、乗客も疎らそうなので、あわててスイカを取り出して乗ってしまいました。

 バスの終点は丘の上の住宅地。標高70mくらいかな。まずは一気に坂道を下るのですが、下り始めた左の斜面の上に早咲きの桜の木があって、

  これは3月18日の写真
  

 ほぼ満開の桜の木の向こうに、もう一本(写真の〇の中)の木がありますが、「ミズキ」だったんですね、白い花を咲かせていました。
 「ミズキ」の花は葉の上に咲くので、下から見上げても味気なく、一度戻って斜面の上にある公園へ。

  咲き具合は、こんな感じ
  
  


   淡き雪被せたるごと水木咲く  弁人


 毎年5月に入って、白い花を乗せた「ミズキ」の枝葉が目に入って来ると、「そろそろ半袖の季節だな」と思ったりする、私にとっては、いわばこの時期の風物詩みたいなものですが、関西には少なくて、この時期に明石にとどまっていた時は、無性に懐かしくなって逗子に帰りたくなったりしました。

 それはさておき、下りの坂道に戻って、横横道路逗子インター取付道路の歩道橋を渡って行くと、
  ここにもありました
  

 この白い花の後ろ(写真の右方向)北側に目を遣ると、沼間の町と横須賀線の線路、そして鷹取山方面の丘陵が一望ですが、緑濃き丘陵は

  まさに新緑、若葉色
  


   みはるかす鉄路も花も若葉中  弁人


 下の県道「逗子田浦線」に下りて、少し歩いて線路をくぐると、ここは田越川の上流ですが、目の前に、

  またもや現れました
  
     


   眼前の白き翼は水木にや   弁人


 「あっ、電車の音」。「ミズキ」に向けたファインダーの中に
  横須賀線が通過
  

 歩き始めて20分ほどで三回「ミズキ」の花に出会え、気分良く線路っ端の道に。

 この辺り、どこにでもある風景ですが、名もないような野草の花が咲いていたりします。ふと線路のほうに目を遣ると、土手の下のほうに可憐な花が。

  「ムラサキツユクサ」
  


   轟音疾風我関せずと咲く野花  弁人


 そういえば、連休前の散歩中に、白い花で顔かたちが「ムラサキツユクサ」そっくりの花がありました。

  それがこの花
  

 調べると、とあるサイトに「白いムラサキツユクサ」とありましたが、なんか呼び名が滑稽。すっきりしないので、さらに調べると、どうも「トキワツユクサ」という名前があるようです。



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