チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

初夏の大和路-雨と霧と雲の中で-

2011-05-27 15:53:52 | お出かけ・散策
5月27日(金)

 先日葛城山へ行って来ました。「トンテントテタカ」と鳴くホトトギスの声が聞こえるでしょうか。

  

 KAZU君のお母さんが帰って来る日も近づきました。熊本のおばあちゃんもそろそろ帰らなければなりません。交代で奈良にいる私の妻君が明石に来ることになりましたが、車が何かと便利ということで、迎えがてら奈良へ向かいました。

 あいにくの雨の日でしたが、とりあえずは花がきれいな長谷寺に行ってみました。

  参道脇の小道の石仏も雨の中しっとりと
  

  期待していた牡丹は六月の紫陽花へバトンタッチの時期に
  

  しかし、雨雲に烟る新緑には心が洗われる思い
  


 その後、飛鳥の万葉文化館へ向かいました。近年、遺跡の上に建てられた県立の博物館ですが、まぁすごい、とにかく立派できれいな施設でびっくりしました。

  しっとりと雨に濡れる文化館の前庭
  


 一夜明けて、一晩中降り続いていた雨が上がりそうな気配も。そこで明石に戻る途中、葛城山のツツジの様子を見に行くことにしました。

  ロープウエイの上のほうは雲の中
  

 「一目五万本」と言われるヤマツツジの名所に向かって霧の中の山道を歩いて行くと、冒頭の動画のとおり、木々の間からホトトギスの鳴き声が迎えてくれました。


    哀しげに雲居の中の不如帰   弁人



  小径を抜けると、突然目の前にツツジの群生が
  
 それにしても、視界が・・・。雲が流れて来て、突然10メートル先ぐらいまでしか見えなくなったりします。ほんとうは、山肌一面が赤というか朱色というか、とにかく燃えるような色彩のはずなのですが。

  雲に霞んだ幻想的な光景
  

  とりあえず記念に一枚
  



    くれなゐも烟霧に霞む躑躅かな

    水彩に似合ふ淡さや山躑躅      弁人



 ロープウエイを下って行くと、山と反対の方向には、雲の下に大和三山がお行儀良く御鎮座されておりました。
  


コメント
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