チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

ニーハオ北京!(1)「中国の結婚式」

2011-05-05 15:26:25 | 旅行
5月5日(木)


   
 筒鉄砲のクラッカーに包まれて、なんとも大陸的な華やかな二人の出迎えです。


    幸せが五月の空を駆けめぐり   弁人



 北京の結婚式は、まず新郎が付添人と供に新婦の住まいへお迎えに行くところから始まります。
 北京では、市民の住居は皆集合住宅です。建物に囲まれた空間に爆竹の音が響き渡り、ベランダや窓から祝福の顔が覗いています。

 階段を上って、玄関のドアの前でお出迎えの挨拶をしますが、新婦は簡単には出てきてはくれません。家族や友人が新郎に向かって次々と質問を投げかけ、新郎が永遠の愛を誓う確認ができるまでは何度も扉を閉じてしまい、家の中へ入れてくれないのです。

  やっとのことで新婦を連れ出すことができました
  

  何台もの迎えのベンツが並ぶ集合住宅の前にご登場
  

 そして、新郎新婦やその家族を乗せた高級車を連ねて、冒頭の動画のとおり結婚式会場に到着という具合です。

  式場はホテルの庭園に準備されていました
  
 この時期、北京では雨はほとんど降りません。しかし、風が吹くと黄砂に見舞われてしまい、屋外での挙式は難しくなってしまいます。
 幸いこの日は二人の門出を祝うかのように、朝から快晴の好天に恵まれました。

  人前結婚式の「はじまりー、はじまりぃ」
  

  指輪交換のあと、ケーキの入刀も式の中で行います
  


      新緑の影も眩しき門出かな   弁人


 この後、新婦お色直しの休憩をはさんで、式の後半は宴会場に移ります。最初に両親の挨拶があり、親類代表として双方の叔父さんの挨拶も加わりました。

  異国の地で、図らずも大役を仰せ仕ることに
  
 フレーズごとに通訳を介してのスピーチということで、いやぁ、気を遣いました。それに、昔何度か漢詩を中国語で朗読したことを思い出し、通じるはずもないのに、たどたどしく「今天、這是我一生中最難志的一天、謝謝」などと中国語も交えたので、まったくもって冷や汗ものでした。

 セレモニーの後は、日本と同様、賑やかな宴会に。

   お祝いの「京劇?の舞踊」
   

 日本と違うところは、円卓に次々と料理が並んで行くこともあって、ご賞味にあずかった後、参会者が三々五々お帰りになって行くことでした。つまり「お開き」というのがないのです。
 ということで、会場が閑散となりかけてきた頃合いに、私たちもホテルの部屋に戻ることになりました。
                   -謝謝-


コメント
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