チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

逗子の我が家にて

2009-05-11 18:24:29 | 身辺雑記
5月11日(月)

(1)鯉にもこいの季節が

 まずは動画で「逗子田越川の鯉の産卵」の模様を。
  


 毎年ゴールデンウイークのころになると、鯉の様子が変わります。ふだんはゆうゆうと泳ぎ、人影を見ると餌を目当てに数十尾の群れが大きな口を開けて集まってくるのに、そんな人の影には見向きもしなくなり、数尾ずつがかたまりになって浅瀬でバシャバシャ暴れるのです。
 5月1日に我が家に帰りましたが、川の鯉の様子はいつ見てもふだんのままパクパクと口を広げて集まってきます。「どうしたのかな」と気にかけていたところ、昨日10日の朝にバシャバシャが始まっていました。明日明石へ戻りますが、逗子での初夏の香りを感じて帰ることができホッとしました。
 

  カルガモも遠慮して護岸に避難
 


 ところで、明石のことですが、娘夫婦の会社も不況の影響で、ほとんど毎日「残業なしの定時退社」の状態です。そんなこともあって、今回はちょっとゆっくりと我が家に留まり、もう10日余りになりました。あちこち妻君と出かけようとしましたが、仕事があるので休みは土日と祭日のみ。仕方なく「安近短」に徹し、あとは家でごろごろしていました。


(2)母の米寿で

 実家の母が今月八十八歳になります。母の人生にもすっかり年輪が刻まれ、最近は物忘れもひどく、どうも私が明石で暮らしていることもよく理解できていない模様です。姉と兄がおりますが、その三人で明珍の風鈴を贈りました。母は「ふーん」といった様子で眺めていました。
 
  

    風鈴の短冊見つめる老母かな   弁人


 そのあと、以前から母が好きな南千住にある「尾花」という老舗の鰻屋で会食となりました。もともと有名な店ですが、どこかで紹介でもされたのでしょうか、ここ数年はとても人気が出て、昼の開店前には数十人の行列です。
 

 予約は一切受け付けず、どんな客も公平に先着順です。客の多い休日は11時過ぎに開門。そして人数確認。このとき並んでいない人はカウントしてくれません。11時半ごろに中へ案内され、飲み物や肴は出てきますが、鰻にありつけるのは12時から順次という段取りです。最初の段階で席に着けないと、帰途につく客との入れ替えになるので当分入れません。その日の鰻がなくなると終わりなので、夜のご飯時は閉店ということが多いとかいうことです。この日は姉夫婦が10時半から交替で並んでくれました。
 


    背開きの蒲焼き重に山椒の香    弁人



(3)本牧で映画を

 妻君と「おくりびと」を見ました。さすが賞を取るだけのことがあるとうならせる実に面白い映画らしい映画でした。
 ふだんは映画館にはあまり行きません。去年は「靖国」と「相棒」だけかな。今までは1800円でしたが、60才になったので1000円で見られます。この日は夫婦割引で二人とも1000円になりました。これからはどんどん見に行こうと話しましたが、今回の映画がちょっと抜きんでていたので、他の作品を見る気分が薄れてしまいました。

 ところで、映画を見る前に時間があったので、近くの公園に。いかにも五月の初めという感じの「ミズキの花」。新緑がまぶしくなった先月下旬に明石で探したのですが、関西には少ないのかまだだったのか目に入りませんでした。新幹線が新横浜に近づくと車窓にたくさん見え関東に多いのかなと思いました。
 


    陽光に花の翼のミズキかな    弁人


 映画の後は、本牧埠頭の先端のシンボルタワーで港と船を眺めました。
 


    はつ夏やベイより出づる貨物船   弁人



(4)明珍作品展示即売会

 姫路で明珍の方と懇意になりましたので、横浜の高島屋へ出向きました。明珍本舗の奥様が温かく出迎えてくれました。

 

 上の写真の火箸は玉鋼製の最高級のもので、これと同じものを皇后陛下の美智子さまがお側に置いて音色を楽しまれているそうです。これには値札がついていませんでしたが、数十万円はするそうで、宝くじでも当たったら買いたいなと。ほかに、チタン製の軽い火箸も置いてありました。

 おなじみの吊り下げる風鈴も
 


    デパートに風鈴の音微かなり   弁人



(5)平塚馬入公園

 連休後半に崩れた天気がずっとそのままで気を揉んでいましたが、土日は回復、平塚の相模川の河川敷の公園に脚を運びました。芝桜は終わっていて、アヤメとポピィが初夏の日差しのもとに鮮やかに咲きほこっていました。
 
  

 空高く囀っていたヒバリも花の中へ急降下。


    花の野に名告りを挙ぐる落雲雀   弁人



 ということで、明日明石へ戻ります。

 ごめんなさい、数人の方に「今度逗子に帰ったら連絡します」と約束していたのに、お一人以外は果たせませんでした。お許しください。


 さて、KAZUですが、父親からの報告では、毎日元気に動き回り、悪戯パワーも全開で目が離せないとのことです。はたしてどんな顔で私を迎えるのかとても楽しみです。
 次回の記事をお楽しみに。

コメント
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