5月15日(金)
前回の記事に横浜のミズキの花を載せました。ミズキの木は三浦半島にもたくさんあって、私の心の中で新緑の時期の風物詩になっています。
12日に新幹線で西下しましたが、神奈川から静岡に入ると、ミズキの花は車窓から全く見ることができませんでした。やはり西へ向かうとミズキは少ないのかもしれないと気になって、昨日、明石城址公園に行ってみました。
公園に入るとクスノキの出迎えです。クスノキと言えば、熊本や佐賀が思い浮かぶのですが、兵庫県もクスノキが県の木になっています。明石城址もおそらく半分以上がクスノキだと思われるほどたくさんあります。この時期は若葉の上の小さな花のような粒々がとても新鮮で、樹木全体が黄みどり色に輝き実に爽やかです。
風薫る城址の木々の薄化粧 弁人
クスノキ以外にも黄みどり色の若葉の木がありました。県内では最大のものとして記念物となっている「ラクウショウ」です。落葉針葉樹の一つで、青空が透けて見えるような小さくて細かい葉先が何とも言えないすがすがしさです。
栴檀(センダン)の木も可憐な花をつけていました。「おうち」とも言い、「楝」や「樗」という漢字で表します。昔、大学の先生が「栴檀は二葉より芳し」ということばの説明の際に、孫娘に「あふち」という名前を付けたと話していたのを思い出しました。
石段を登って櫓の脇から見下ろす新緑も格別ですが、やはり「ミズキ」や「ヤマボウシ」の姿は見えません。
新緑を見下ろしレシピの思案かな 弁人
やっと、白い花をつけている木を見つけました。公園内にある「緑の相談所」で聞いたところ、「ニセアカシア(ハリエンジュ)」とのことでしした。
はにかむや花アカシアの梢かな 弁人
相談所の入口に「ハナミズキ」がありましたが、学芸員の話では、やはり「ミズキ」や「ヤマボウシ」の木はこの公園にはなく、関西には少ないのかもしれないとのことでした。
図鑑やインターネットで調べると、本州から四国、九州まで分布とあるのですが、はたしてちょっと不本意な納得をさせられた感じでした。
さて、
上の写真は池のほとりからの眺めです。よく見ると、島の中の木の上(○の中)に二羽の鳥が休んでいます。
下は拡大した写真です。相談所には鳥の担当者はいないようなので図鑑を借りました。羽の色が灰色で、どうも「青鷺」のようです。
さっきまでボートを追っかけていた「真鴨」も骨休め?
黒い鳥も池の水を眺めていました。これも相談所の図鑑で「河鵜」であるらしいことがわかりました。
いかなりや池のほとりの鵜のこころ 弁人
前回の記事に横浜のミズキの花を載せました。ミズキの木は三浦半島にもたくさんあって、私の心の中で新緑の時期の風物詩になっています。
12日に新幹線で西下しましたが、神奈川から静岡に入ると、ミズキの花は車窓から全く見ることができませんでした。やはり西へ向かうとミズキは少ないのかもしれないと気になって、昨日、明石城址公園に行ってみました。
公園に入るとクスノキの出迎えです。クスノキと言えば、熊本や佐賀が思い浮かぶのですが、兵庫県もクスノキが県の木になっています。明石城址もおそらく半分以上がクスノキだと思われるほどたくさんあります。この時期は若葉の上の小さな花のような粒々がとても新鮮で、樹木全体が黄みどり色に輝き実に爽やかです。
風薫る城址の木々の薄化粧 弁人
クスノキ以外にも黄みどり色の若葉の木がありました。県内では最大のものとして記念物となっている「ラクウショウ」です。落葉針葉樹の一つで、青空が透けて見えるような小さくて細かい葉先が何とも言えないすがすがしさです。
栴檀(センダン)の木も可憐な花をつけていました。「おうち」とも言い、「楝」や「樗」という漢字で表します。昔、大学の先生が「栴檀は二葉より芳し」ということばの説明の際に、孫娘に「あふち」という名前を付けたと話していたのを思い出しました。
石段を登って櫓の脇から見下ろす新緑も格別ですが、やはり「ミズキ」や「ヤマボウシ」の姿は見えません。
新緑を見下ろしレシピの思案かな 弁人
やっと、白い花をつけている木を見つけました。公園内にある「緑の相談所」で聞いたところ、「ニセアカシア(ハリエンジュ)」とのことでしした。
はにかむや花アカシアの梢かな 弁人
相談所の入口に「ハナミズキ」がありましたが、学芸員の話では、やはり「ミズキ」や「ヤマボウシ」の木はこの公園にはなく、関西には少ないのかもしれないとのことでした。
図鑑やインターネットで調べると、本州から四国、九州まで分布とあるのですが、はたしてちょっと不本意な納得をさせられた感じでした。
さて、
上の写真は池のほとりからの眺めです。よく見ると、島の中の木の上(○の中)に二羽の鳥が休んでいます。
下は拡大した写真です。相談所には鳥の担当者はいないようなので図鑑を借りました。羽の色が灰色で、どうも「青鷺」のようです。
さっきまでボートを追っかけていた「真鴨」も骨休め?
黒い鳥も池の水を眺めていました。これも相談所の図鑑で「河鵜」であるらしいことがわかりました。
いかなりや池のほとりの鵜のこころ 弁人