千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

饗 くろ喜(神田和泉町)の「特製塩そば」「味噌らーめん」

2012年03月31日 | ラーメン
【平成24年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「饗 くろ喜」は、神田和泉町の清洲橋通り沿いにある行列が絶えないラーメン店です。



 こちらは「特製塩そば」です。麺は「細麺」か「平打ち麺」を選べます。本日は「平打ち麺」を選びました。「平打ち麺」は、香りが豊かでノド越しが良い小麦が使われたツルツルっとした麺です。スープは、鶏首肉・もみじ・胸肉でとった清湯と羅臼昆布・鯖煮干し・焼きアゴ・秋刀魚・鰹 等でとった香り高い出汁が使われています。塩は、海・山・湖で採られた6種類が使われ、甘味・苦味・旨味・塩味などそれぞれの特徴が織り交ぜられたタレに仕上がっています。チャーシューは、肩ロースを特製のたれにしっかり漬け込み、低温で焼き上げられ、香ばしくシットリと仕上げられています。
 アッサリしていながら奥行きのある滋味溢れるスープとツルツル麺のコラボレーションは最高の味わいを醸し出しています




 こちらはテーブルに置いてある「乾燥梅干し」です。塩そばに掛けると梅の風味がスープに広がり美味しさが深まります。


 こちらは「味噌らーめん」です。麺は国産小麦100%の全粒粉を練り込んで作られたモチモチ麺です。スープは、豚骨・鶏ガラ・もみじをジックリと煮込んで作られたクリーミーなベースに煮干しと海老の香りを合わせた独特の出来栄えです。味噌は、信州及び京都のものが使われ、昆布・椎茸・胡麻・生姜・アーモンドなどが練り込まれ、まろやかなに仕上がっています。チャーシューは、三枚肉が豚骨スープでジックリ煮込まれ、赤ワインが加えられた風味ある醤油だれで味付けされた煮豚です。
 スープは少な目で濃厚な味わいがあり、いわゆる「油そば」風で、塩そばとは好対照です。両方を同時にいただくと、その味わいの違いも楽しむことがでします




★饗 くろ喜
  所在:千代田区神田和泉町2-15
  電話:03-3863-7117
  品代:特製塩そば980円、味噌らーめん750円