千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

寛永堂(飯田橋)の「まろのおみた」

2010年02月28日 | スイーツ・菓子
【平成22年2月某日 調査(テイクアウト)・登録】
 こちらの店「寛永堂」は、京都四条にの本店を構える寛永7(1630)年創業の老舗和菓子店です。飯田橋店は2月23日に開店したばかりのホヤホヤです。


 「まろのおみた」は、京風のみたらしたれを、ふんわり柔らかな餅で包んだ、ひとくちタイプのみたらし餅です。口の中でトロっとした甘味だれが広がる上品な逸品です。
 なお、みたらし団子は、下鴨神社の「御手洗池(みたらしのいけ)」の水の泡を模した菓子と言われているそうです。




★寛永堂 飯田橋店
  所在:千代田区飯田橋1-8-10
  電話:03(5215)5678
  品代:まろのおみた(12個入り)680円

げんぱち(神田神保町)の「生野菜サラダ」「カキフライ」「ホタテバター焼き」「鶏レバー野菜炒め」

2010年02月20日 | 洋食
【平成22年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「げんぱち」は洋食ランチの美味しい店として近所の会社勤めの方々に評判の店です。平成14(2002)年10月に近所の神田神保町3丁目から現在地(さくら通り)に引っ越してきました。
 ランチタイムもさることながら、ディナータイムも美味しい料理やお酒が楽しめます。


 「生野菜サラダ」


 「カキフライ」はプリプリの牡蠣がカラっと揚がっています。


 「ホタテバター焼き」 


 「鶏レバー野菜炒め」は濃厚な鶏レバーを濃いめの味付けで炒めたパワフルな逸品です。


★げんぱち
  所在:千代田区神田神保町2-21-6
  電話:03(3261)8790
  品代:生野菜サラダ420円、カキフライ1,000円、ホタテバター焼き530円、鶏レバー野菜炒め530円

edo bakely(飯田橋)の「ケーキ オ ショコラ フィグ」

2010年02月14日 | スイーツ・菓子
【平成22年2月14日 調査(テイクアウト)・登録】
 今日はバレンタイン・デーです。
 その昔、ローマ皇帝は、兵士が家族や恋人と離れるのを嫌がることで軍の士気が低下することを恐れ、兵士の結婚を禁止しました。そこで、キリスト教の司祭であった聖バレンタインは、結婚を望む兵士の味方となり、密かに結婚式を挙げさせていました。これを知った皇帝が聖バレンタインを2月14日に処刑したそうです。
 その後、世界中でこの日は男女の愛の誓いの日とされました。我が国では、女性が男性にチョコレートを贈り、愛を告白する日とされています。
 《昨年のバレンタイン・デーチョコレート:近江屋洋菓子店の生チョコレート

 今年はedo bakelyの「ケーキ オ ショコラ フィグ」です。
 《前回のこの店の調査・登録:ギモーヴ


 このバレンタインチョコレートケーキを作っているのは、ホテルメトロポリタン エドモントのシェフパティシエ 石田日出男氏です。石田氏は北海道洞爺湖サミット2008のパティシエとして、米国のブッシュ前大統領の誕生日を祝うケーキをプロデュースしました。その際、大統領にハグされ、「ナイスケーキマン!」との言葉をいただいたそうです。
 「ケーキ オ ショコラ フィグ」は、フランス産黒いちじくのセミドライがたっぷり入ったパウンドケーキを、チョコレートで包み込んだもので、恋人同士が結ばれると言われる幸せの虫「てんとう虫」が飾られています。とても堅いチョコレートのコーティングの中にしっとりとしたパウンドケーキが包み込まれた逸品です。





★edo bakery
  所在:千代田区飯田橋3-10-8ホテルメトロポリタンエドモント内
  電話:03(3237)1111
  品代:ケーキ オ ショコラ フィグ1,300円

いせ源(神田須田町)の「煮こごり」「きも刺し」「あんこう鍋」「おじや」等

2010年02月14日 | 和食
【平成22年2月某日 調査・登録】
 雪がちらつくなど寒い日が続いています。寒い日には・・・そう、鍋料理ですね。そこで、本日は「あんこう鍋」です。
 こちらの店「いせ源」は、天保元(1830)年創業のあんこう鍋専門の老舗料理店です。店舗は、昭和5年に建て直されたもので、東京都選定歴史的建造物、千代田区景観まちづくり重要物件に指定されています。


 店頭のウィンドウに本物の鮟鱇(あんこう)がディスプレーされています。こんなグロテスクな風貌ですが、さてさてお味は・・・。


 さあ、寒くて、鍋となれば・・・まずはお酒ですね。こちらの店の定番は「菊正宗」です。辛口が「あんこう鍋」にピタリと合います。


 「煮こごり」は、鮟鱇の卵巣を特製の出汁で煮固めた料理です。出汁の風味とプルンとした食感が酒のアテに最高です


 「きも刺し」は、海のフォアグラと言われる逸品で、濃厚な味わいと蕩けるような食感が最高です


 「とも和え」は、煮込んだ鮟鱇の身を肝と味噌で和えた料理で、これもまた酒の肴にはピタリです。


 「唐揚げ」は、鮟鱇の中心部の良質な白身を揚げた料理です。


 さあ、いよいよ「あんこう鍋」です。地方では味噌仕立てでいただくことも多い「あんこう鍋」ですが、こちらの店では割り下でいただきます(映像は3人前です)。
 鮟鱇は体の部位のほとんどを食することができます。柳肉(大身)・皮・肝・あご肉(ブリブリ)・ひれ(トモ)・卵巣(ぬの)・胃の7つが「鮟鱇の7つ道具」と呼ばれ、それぞれ異なる食感や味わいを楽しむことができます。



 煮込めば煮込むほど割り下が染み込み、「あんこう鍋」の独特の味わいが増します


 鍋を堪能した後のもう一つの楽しみが「おじや」です。鮟鱇のエキスが染み出た滋味あふれる出汁を使って作る「おじや」は、玉子のトロッとした食感と融合し、最高の締め料理と化します




 最後は口直しのデザートです。ごちそうさまでした。


★いせ源
  所在:千代田区神田須田町1-11-1
  電話:03(3251)1229
  品代:菊正宗(1号弱)420円、煮こごり735円、きも刺し1,470円、とも和え1,050円、唐揚げ1,155円、
    あんこう鍋(1人前)3,465円、デザート1,000円

庄之助(神田須田町)の「立春大福」

2010年02月03日 | スイーツ・菓子
【平成22年2月3日 調査(テイクアウト)・登録】
 こちらの店「庄之助」は、大相撲立行司二十二代木村庄之助の子が経営する和菓子店です。
 《前回のこの店の調査・登録:厄除け大島あんころ

 「立春大福」は、2月3~5日の3日間限定販売の商品で、春の七草が入った福を呼び込む縁起の良い大福です。



★庄之助 神田須田町店
  所在:千代田区神田須田町1-8-5
  電話:03(3251)5073
  品代:立春大福(1個)170円

築地 すし好(神田佐久間町)の「天然本鮪使用 特製 恵方巻」

2010年02月03日 | 寿司
【平成22年2月3日 調査(テイクアウト)・登録】
 今日は節分です。節分といえば「豆まき」が定番ですが、その年の恵方(今年は西南西)に向かって幸運を念じつつ「恵方巻」をガブリと丸かじりすると福の神の祝福があるとも言い伝えられています。
 こちらの店「築地 すし好」は、築地に本店を構える寿司店で、旬の素材を心のこもったもてなしで賞味いただくことをモットーにしています。
 《昨年の恵方巻の調査・登録:江戸之家の恵方巻
 《前回のこの店の調査・登録:まぐろづくし、北海丼

 「天然本鮪使用 特製 恵方巻」は、天然本鮪大トロ、特製穴子、厳選ずわいがに等7種の食材を使った本格的な巻き寿司です。




★築地すし好 アキバトリム店
  所在:千代田区神田佐久間町1-6-5アキバトリム5階
  電話:03(5297)5555
  品代:天然本鮪使用特製恵方巻880円