千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

全家福 青島飯店(九段北)の「芝えびのチリソース」「黒酢の酢豚」「青島三鮮水餃子」等

2009年07月28日 | 中華
【平成21年7月某日 調査・登録】
 こちらの店「全家福 青島飯店」は、すぐそば(飯田橋2丁目)にある「全家福」の2号店です。行列の絶えない有名ラーメン店「斑鳩」の並びにあり、経営者の師傅氏は九段上の名門中華料理店中国飯店で活躍されていた方です。


 「芝えびのチリソース」は、プリプリっとした海老の食感が秀逸です。


 「クラゲと白菜の和え物」は、上品な味付けが食材本来の持つ味を上手に引き出しています。


 「黒酢の酢豚」は、上質の黒酢のコクと風味が豚肉の味わいを最大限に引き立てています。また、その豚肉は腸詰めのようなものにふんわりと包まれ、不思議な食感を醸し出しています。飴細工のような黒光りの光沢、余計な具野菜の排除など見た目にも芸術作品のような仕上がりです。


 「青島三鮮水餃子」は、雑誌「dancyu(2009年6月号)」でも取り上げられた逸品で、抜群の滑らかさを誇る皮が特徴です。勿論、餡の味付けも秀逸です



 「海鮮かた焼きそば」


 「里芋と青梗菜の炒め」は、見た目は冴えませんが、里芋のまったりした食感と青梗菜のシャキっとした食感の取り合わせが最高です。


★全家福 青島飯店
  所在:千代田区九段北1-9-13
  電話:03(5214)6688
  品代:芝えびのチリソース1,280円、クラゲと白菜の和え物950円、黒酢の酢豚1,250円、
     青島三鮮水餃子600円、海鮮かた焼きそば1,100円、里芋と青梗菜の炒め1,150円

庄之助(神田須田町)の「厄除け 大島あんころ」

2009年07月23日 | スイーツ・菓子
【平成21年7月某日 調査(テイクアウト)・登録】
 こちらの店「庄之助」は、大相撲立行司二十二代木村庄之助の子が経営する和菓子店です。
 《前回のこの店の調査・登録:ごま大福

 店のチラシによると、「厄除け 大島あんころ」は、天正年間より400年来、夏の土用入に宮中で天皇が召し上がるしきたりがあるとのことです。
 そのような高貴な和菓子を庶民がいただいて宜しいものかと思いながらひとつふたつと口に運んでみました。
 感覚としては伊勢名物の赤福に似た感じという表現が分かりやすいと思います。大島黒糖が使われ、とても甘く仕上がっていますが、甘さの中にコクと奥行きがあり上品そのものです。




★庄之助 神田須田町店
  所在:千代田区神田須田町1-8-5
  電話:03(3251)5073
  品代:厄除け大島あんころ(8個入)1,200円

登亭(鍛冶町)の「特選蒲焼き」「きも焼き」

2009年07月19日 | うなぎ
【平成21年7月18日 調査(テイクアウト)・登録】
 今日は「土用の丑の日」です。「土用の丑の日」といえばウナギが定番です。夏バテ防止にウナギを食べる習慣は江戸時代に平賀源内が広めたとのことです。
 ということで、今日はこちらの店「登亭」のウナギをいただきました。「登亭」は、日本橋室町に創業して約50年になる老舗鰻店です。
 《前回の「土用の丑の日」の調査・登録:今荘(神田神保町)の「うな重」


 「特選蒲焼き」は、代々受け継がれてきた伝統の技術と経験で選び抜かれた良質のウナギがふんわり柔らかく蒸され、香ばしく焼き上げられた逸品です。


 「きも焼き」は、ビタミン豊富で、眼精疲労解消に効果絶大と言われています。苦味が体を引き締め、夏バテ解消にもつながります。


★登亭 神田駅前店
  所在:千代田区鍛冶町2-2-9
  電話:03(3256)2091
  品代:特選蒲焼き1,500円→1,400円、きも焼き200円

おけい(富士見)の「餃子」「炸醤麺(ヂャヂャンメン)」「炒麺(ヤキソバ)」

2009年07月13日 | 中華
【平成21年7月某日 調査・登録】
 こちらの店「おけい」は「餃子の店」と名乗るほど、餃子が有名な店です。以前は神田神保町にありました。
 《前回のこの店の調査・登録:ぎょうざ、タンメン


 「餃子」は、水溶き小麦粉で作られる香ばしいパリパリの羽根付きで、豚肉と白菜とニラだけで作られるシンプルな餡がジューシーに包み込まれています。



「炸醤麺(ヂャヂャンメン)」は、先日放映されたテレビ東京の「出没!アド街ック天国」で司会の愛川欽也さんがイチオシしていた逸品です。タレは豚挽肉に赤味噌と白味噌を同量入れ、椎茸などの野菜は入れずに作られています。




 「炒麺(ヤキソバ)」は、サッパリした薄味で適度な油と火加減で素材の味がうまく引き出された逸品に仕上がっています。


★おけい
  所在:千代田区富士見2-12-16
  電話:03(3261)3930
  品代:餃子570円、炸醤麺(ヂャヂャンメン)770円、炒麺(ヤキソバ)660円

GRATO(富士見)の「カルボナーラ」「ナスとパンチェッタ」「マルゲリータ」

2009年07月11日 | イタリアン
【平成21年7月某日 調査・登録】
 こちらの店「GRATO」は、飯田橋駅前に新しくできた飯田橋プラーノに7月1日オープンしたばかりのイタリアンレストランです。
 店名の「GRATO」はイタリア語で「感謝」という意味です。店舗は赤・白・黒色を基調とし、モダンな雰囲気を持っています。


 「カルボナーラ」は目眩がするほど濃厚なソースにベーコンの適度な塩分が融合し美味なる逸品に仕上がっています


 「ナスとパンチェッタ」はサッパリ・アサッリのトマト風味です。


 「マルゲリータ」は本格的な窯焼きでモチモチの食感が美味です。



★GRATO
  所在:千代田区富士見2-7-2飯田橋プラーノモールBゾーン1階
  電話:03(6268)9062
  品代:カルボナーラ1,100円、ナスとパンチェッタ900円、マルゲリータ1,050円

越後秘蔵麺 無尽蔵(飯田橋)の「鶏がら醤油らーめん」「豚骨醤油らーめん」「特製餃子」

2009年07月04日 | ラーメン
【平成21年7月某日 調査・登録】
 こちらの店「越後秘蔵麺 無尽蔵」の最大の特徴は麺にあります。こちらで使われている麺には、健康に良いポリフェノールが豊富に含まれた柿渋が練り込まれ、ツルツルでシコシコに仕上げられています。
 新潟県なまめん工業協同組合と新潟県農業総合研究所食品研究センターが開発した麺で、柿渋や麺の製造方法は特許となっています。
 《前回のこの店の調査・登録:あっさり野菜のトマトらーめん、ピリ辛ごまらーめん等


 こちらでは、麺は「太麺」か「細麺」かを選べます。また、スープの味は「あっさり」「普通」「こってり」かを選べます。
 「鶏がら醤油らーめん」は、厳選された鶏がらと極上の鰹節・煮干・昆布・野菜をじっくり煮込んだスープが使われています。コクがあって香りも豊かで柿ポリフェノールの特製麺によく合っています
 なお、麺は「太麺」、スープの味は「普通」を選びました。



 「豚骨醤油らーめん」は、厳選された豚骨と極上の鰹節・煮干・昆布・野菜をじっくり煮込んだスープが使われています。
 なお、麺は「細麺」、スープの味は「普通」を選びました。



 「特製餃子」



★越後秘蔵麺 無尽蔵 飯田橋家
  所在:千代田区飯田橋3-10-9アイガーデンテラス1階
  電話:03(3239)0451
  品代:鶏がら醤油らーめん690円、豚骨醤油らーめん590円、特製餃子400円
     (なお、本日は特別企画で3品とも半額)