千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

神田 はちまき(神田神保町)の「海老天重」「穴子天重」

2012年01月28日 | 和食
【平成24年1月某日 調査・登録】
 こちらの店「神田 はちまき」は、昭和6(1931)年に創業した老舗の天ぷら屋です。レトロな雰囲気の店内で、昔ながらの江戸前天ぷらをリーズナブルな値段でいただくことができます。江戸川乱歩氏や井伏鱒二氏ら多くの有名人に愛された店としても有名です。客室にはかつて訪ねて来られた有名人の色紙や写真がところ狭しと貼られています。
 店名の「はちまき」は、創業者が修業先の料亭から独立する際、親方から「一生ねじり鉢巻きで勉強だ」と激励を受けたことに由来するようです。




 こちらは「海老天重」です。厳選された食材の揚げ立ては実に美味です。丼タレは、鰹節・昆布・味醂・塩等をその日の天候や気温に合わせて微妙に調整して作られるそうです。



 こちらは「穴子天重」です。穴子や野菜がカラっと揚がっており、実に美味です。具材のボリュームは凄いのですが、ご飯のボリュームが控え目なのがお洒落です。



★神田はちまき
  所在:千代田区神田神保町1-19
  電話:03-3291-6222
  品代:海老天重850円、穴子天重1,200円

百萬石(神田須田町)の「たこカルパッチョ」「ぎんなん」「ポテトサラダ」等

2012年01月28日 | 居酒屋・パブ
【平成24年1月某日 調査・登録】
 こちらの店「百萬石」は、都営地下鉄岩本町駅から徒歩数分、靖国通りから1本入った静かな路地にあり、昔ながらの居酒屋といった雰囲気が漂う「おでん」や「焼き魚」が美味しい店です。


 10数年ぶりの訪問ですが店内の雰囲気は変わっていません。まずは「たこカルパッチョ」です。


 お酒は「ハイボール」です。


 お酒のアテに「ぎんなん」もいただきました。


 「ポテトサラダ」はボリュームがあって美味です。


 最後は「焼きそば」です。ご馳走さまでした。


★百萬石
  所在:千代田区神田須田町2-15-1
  電話:03-3253-5077
  品代:たこカルパッチョ650円、ハイボール500円、ぎんなん650円、ポテトサラダ500円、焼きそば800円

むらた(岩本町)の「蛤なべセット」「エビフライ」

2012年01月28日 | 和食
【平成24年1月某日 調査・登録】
 こちらの店「むらた」は、昭和初期に創業した「とんかつ」や「すき焼き」が有名な老舗料理店です。



 寒いこの季節、こちらの店のメニューで一番人気があるのが「蛤なべ」です。口コミで評判が広がり、各地からお客さんが集まっていらっしゃるようです。ということで、今宵は「蛤なべセット」です。まずは「お通し」です。大きな蟹の身が入った酢の物です。



 次は「本まぐろ刺身」です。こちらの店には10数年前に何度も伺って食事をしたのですが、看板メニューの「とんかつ」もさることながら、感心するほど美味しいのがお刺身でした。今でもまったく変りなく美味です。蕩けるような本まぐろを堪能できました


 さて次はこちらの店の看板メニュー「一口カツ」です。箸がススっと入るほど肉が柔らかく、それでいて周りの衣はサクっと揚がり、さすがに看板メニューだけのことはあります。黒い衣はラードの為せる技です。焦げたような見かけですが、それが中身のフックラ感を一層演出しています。



 さて、次は今宵のメインイベント?である「蛤なべ」です。汁は味噌仕立てです。


 この蛤の色艶とボリュームをご覧くださいいかにも美味しい味を出してくれそうな御姿をされています



 蛤と野菜を入れて、暫しグツグツと煮ます。


 出来上がりです。蛤もパックリと開きました。蛤から滲み出たエキスと風味が汁や野菜に広がり、実に美味です。蛤のプリプリとした食感も最高です。



 鍋の〆は定番の「うどん」です。「おじや」を選ぶこともできます。どちらも美味だと思いますが、絵的には「おじや」のほうが美しいかもしれません。


 「蛤なべセット」は終わりましたが、「セット」には入っていない「エビフライ」も食べてみようという声が上がり、オーダーしました。こちらも「とんかつ」と並ぶ定番メニューです。私はいただいていないので味のコメントはできませんが、見るからに美味しそうです


★むらた
  所在:千代田区岩本町2-7-2
  電話:03-3866-3012
  品代:蛤なべセット5,100円、エビフライ(2本)945円