閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

「でんしゃがきた」台湾版

2015-02-21 23:57:36 | お知らせ(海外版)

『でんしゃがきた』(偕成社)の中国語(繁体字)版ができました。

タイトルは、右の三つならんだ文字は擬音で、
踏切の絵のところに書いてあるから「カンカンカン」かな?

台湾の東方出版社というところです。
乗り物の絵本は、台湾でも中国本土でも人気があるみたいで、
(リアルな世界を描いているため、日本の文化や習慣も
はっきり出てしまうのですが、そこはあまり違和感ないのかな?)
このシリーズの既刊はすべて翻訳されています。 

最後の場面・・

みんな みんな まっていたんだ。
でんしゃが くるのを まっていたんだ。
よかったね、でんしゃ。
きてくれて ありがとう。
さあ、きをつけて いってらっしゃい。

ここの文章、台湾版では、

みんな電車を待っています。
電車がやっと駅に到着しました。
ありがとう、工事のおじさんたち、ご苦労さま。
乗客のみなさま、気をつけてお乗りください。
楽しい旅を!

・・という感じになっているようです。
(といっても、中国語が読めるわけではないので、
グーグル翻訳を駆使しての「推測」です)

ニュアンスが、微妙に違うといえば違うんですが、
こういう主語がきわめてあいまいな日本語って、
他国語に翻訳するのはむずかしいんだろうなと思います。
絵本の場合、「絵」で理解できるおかげで、誤訳は少ない。
逆に言うと、絵と矛盾しない文章であれば、絵本として成り立つ。
良くも悪くも成り立ってしまうところが、面白いところでもあり、
またむずかしいところでもあります。


<追記>

台湾の出版社が(独自に)つくった宣伝動画を発見!
こちら
 

 

こちらは日本語版

でんしゃが きた
竹下文子・作
鈴木まもる・絵
偕成社 2013年

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竜待ち

2015-02-21 16:53:32 | 日々

 

またある日の空。
2月らしからぬ雲の変化に目をうばわれる。
「大気の状態が不安定」というやつ?
こういう日は竜が出そうで、気になるんだけど・・
ずっと空を見張っているわけにもいきませんので(笑

 

光の漏れる場所が刻一刻と変化する。

 

 

 

濃さの違うグレイが何層にも重なっているグラデーション。

 

 

 

ああ、何か喧嘩し始めたよ。

 

 

もう誰もいない。結局、空振りでしたか。

 

 

午前中に、宅急便の配達に来たWさんが、山のほうを見て、
「ああ、鹿がいるじゃあ。飼ってる?」とのんびり言う。
「え、どこ?」「ほら、すぐそこよ」
ちょうど先日巣箱をかけに上った近くの斜面に、
2頭の鹿の姿があった。
1頭は角のない牝鹿で、斑点のない褐色の冬毛。
そのうしろを、同じ色で二回りほど小さいのがついていく。
昨年生まれた仔だろうか。
「わあ、こんな昼間っから」と見上げているうちに、
ぞろぞろと続いてあらわれるではないか。
同じような親子連れが3組ほど。角のある牡鹿はいないようだ。
人の気配にもあまりあわてる様子はなく、一列になって
とことこ斜めに上っていき、尾根の向うへ消えた。

これだけの数を一度に目撃したのは初めてのこと。
もう立派な「群れ」である。
数年でこうなったのだから、10年先が思いやられる。
平和的共存はますます困難になっていくだろう。
困っているだけでは解決しない。
そうだ、せっかくいるんだから、有効利用する方法はないだろうか。
ゴルフ場の芝刈りに雇うとか。
などと考えていたら、近所のゴルフ場は、お客が減って、
今月で閉鎖になるそうだ。
跡地は太陽光発電の会社が買うとか買わないとか。
そうだ、これからはゴルフじゃない。発電の時代だ。
鹿で発電をする。という方向性を考えてみるけれど、
具体案がすぐには思い浮かばない。
鹿発電。語呂は良いと思うんですけど。

 

 

今シーズンの畑はあまりいいところがない。
冬野菜のうち、まともにできたのは大根だけで、
他のものはうまく育たなかった。
かぶとブロッコリーが採れないのはとりわけ残念だ。
上は、やっと少し摘めるようになったほうれん草、の霜。 

 

白菜は、あまりきちんと結球しないのはいつものことだけど、
今年はヒヨドリにとことん食われて悲惨なありさま。
来年は小松菜でも作ろう。

 

 


 
ひっそりと豆の巻ひげ。 

 

 

とれるでしょうか、グリンピース。

 

 

本日の「いいね!」(?)

爪とぎプレーヤー (動画あり)

買ってあげても無視される可能性が高い。猫ってそんな奴。

 

だよねー。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする