花を生ける、といえば



きのう帰宅路にて薔薇を3本買うことができました。

ダークな赤の薔薇で、棘を落としていなかったのが気に入りましたし、

黒みがかった赤の色が当初のイメージ通りで ( マックスバリューの生花コーナー

の冷蔵庫内の薔薇・1本150円! )、弾む気持ちで転ばないように気をつけ

ながら、早足で帰り着きました。

さっそく古いプレスガラスのコップに生けてテーブルの端っこに。

とてもいい感じです。ちらりと眺めるたびに幸せな気持ちになります。

花を生ける・・・で先程久しぶりに思い出したのがバルザックの 『 谷間の百合 』。

中部フランスのトゥレーヌ地方のアンドル川の谷間の城館が舞台の、それは美しく

哀しい恋愛物語なのですが、その中で主人公フィリップが、熱烈に恋心を抱くモル

ソフ伯爵夫人のために屋敷周辺に咲く野の花を摘んでつくる花活けの描写。

植物の名称がたっぷりと出てきて、野生の花々や蔓植物、草・・・名前をいわれても

ひとつも判らない、でも匂いや色、フィリップのアンリエット ( 伯爵夫人の名前 )

への恋心はもちろん、花を組み合わせて生けていくことへの熱中が伝わるそれは

見事な章だったな、と。帰ったら本棚を探してこの章だけもう一度読むとしよう。


本日の写真は、12月ということで。

「 画像フォルダ 」 にあった2012年の息子の作品、たぶん保育園の年長さん

のクリスマスに工作したオーナメント類ですね、すっかり忘れていました。

保育園や幼稚園での工作作品って、幼児が作れるように工夫されていて、でも

ストライクゾーンに直球で!という感じの、必須要素がしっかりと表現できている

素晴らしいものだと思う。この作品たちはどこにいったかしらねぇ?





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