雪降る12月に



オーバーコートにマフラーをたっぷり巻いて、目深に帽子、そして手袋。

完全防備の冬姿の人々が、小雪降る街を行き交って、真冬に突入の札幌です。

根雪になるのでしょうか?

どう思われます? 

まだ早いような気がするのですが、、、実に寒いからなぁ、根雪でしょうかねぇ。

こんな小雪の12月の日は、

映画 『 キャロル 』( 2015年公開・トッド・ヘインズ監督 ) を思い出します。

テレーズ ( ルーニー・マーラ ) は、クリスマスショッピングのお客でごった返す高級百貨店

のおもちゃ売り場でアルバイトをしている時に、娘への贈りものを探しに来たキャロル

( ケイト・ブランシェット )と運命の出会いをするのでしたっけ。

テレーズは、キャロルへのクリスマスの贈りものに、テディ・ウィルソン楽団&ビリー・

ホリデイが歌う 「 EASY LIVNG イージー・リヴィング 」 のLPレコードを選ぶのです。

小雪の降る街の片隅にふたりがそれぞれに立ち、行き交う人の流れの中で、二人の瞬間の

眼差しがフォーカスされるオープニングのシーンは、トッド・ヘインズの芸術的映像美!! 

忘れがたい、溜息の出る素晴らしいシーンです。

まだ観ていらっしゃらない方は、この12月にぜひ~!

小雪の12月に、女性ヴォーカル、それも30~40年代の、を聴きながら家で過ごす。

大人のクリスマスにこそ似合います。

ビリー・ホリデイも、この12月にとてもおすすめです。



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