テーブル



子どもの頃から、本の中の食卓風景や食事に関連した道具などの挿絵にとても心惹かれて

おりました。

お話しの中の生活文化に、と言う方がいいかもしれないです。

なので、物語自体も大事なのですが、私にとって最も重要なのは、挿絵。

挿絵が好みかどうかがその本を選ぶ基準であり、細々とした道具などがちゃんと描かれて

いればいるほど素晴らしい本なのでした。

そうやって出会った本の紹介はまた別の機会にぜひ、と思ってますが、今日は、大人にな

ってから出会った リザベート・ツゥベルガーという画家 ( のどちらかというと前半の作

品が ) が実に素晴らしい! ということをほんのちょっぴりと。

彼女が描く古典的な物語の世界は、グリム兄弟、アンデルセン、ホフマン、O・ヘンリー

など、まさに欧米のクラシックが多いのですが、生活文化が見事に伝わってくるのです。



『 HANSEL AND GRETEL / NEUGEBAUER PRESS/LONDON 』 より


鉄のフライパンの形や、琺瑯引きでしょうか赤いラインのスープ皿とその上にあるフォー

クの形。魔法使いのおばあさんが運んできたトレーの上のたっぷりした陶器の水差し。

マグカップの模様と形、フライパンの中のオムレツ?パンケーキ?

ヘンゼルとグレーテルの首に結んだクロス、テーブルにもクロス。

グリムの時代のテーブルとは時代考証的にはどうか、は多少あるでしょうけれど、ここ

までディテールを大切に丁寧に描くリザベートの挿絵に惹かれ続けております。

( つづく )



明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日!

パンのあるテーブル、いかがでしょうか。

皮がしっかりと焼けているゲンコツくらいの大きさの丸パンです、

香ばしさもしっかりと。

おひとり1個で充分満足感がありますよ。




グラハム粉のプチパン
1個 150yen











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