発酵



今年の2月の始め頃、みずほさんがくれた一瓶は、我が家の食生活に

新たな定番を加えることとなった記念すべき一瓶でした。

それは、とても美しい一瓶でした。

中に入っていたのは、蕪。

小ぶりの蕪を六つ切りにしたものを、塩水に漬けたもので、蕪の頭には

薄緑色の茎が短く残してあり、何とも言えず可愛らしく、美しく。

蓋を開けて、箸で一つつまんで食べてみましたところ・・・感動です。

絶妙な塩梅の塩味に、これまた絶妙な、本当に絶妙な加減の酸味がある。

発酵しているのでした。乳酸菌発酵。

みずほさん曰く、「 瓶に蕪 ( 好きな野菜 ) を入れて、水を注ぎ、塩を加える

だけ。」なのだそうです。そして、その瓶を常温で置いておく。

ぷくぷくと小さな気泡が上がってきたなら出来上がり。発酵しているわけです。

味を見て、塩を加えたりして好みに調整、あとは発酵を止めるために冷蔵庫へ。

なんてシンプル!漬け物なのですが、とても手軽ですよね。

これが実に美味しいのです。酸っぱいのが好みだったら、放置期間を長くする。

夏場でしたら結構早く発酵するでしょう。

発酵食品は、なんといっても自己免疫力をとても高めてくれるのですって。

これからはマストの食品ではないかしら。

みずほさんの上品な蕪の乳酸菌発酵をいただいてから、我が家の冷蔵庫には、常時

2~3瓶入ってます。キャベツとピーマン、大根と人参、そして蕪、きゅうり。

空腹時にポリポリとつまみます。

お弁当にも必ず入れます。

そして、ワインのおともの一品にも。

やや大きめに切った野菜の歯ごたえ、酸味と塩気、きっとビールにも合いますね。

みなさん、夏バテ防止にも、美容のためにも、いかがでしょうか。




発酵、といえば、パンも発酵食品!

当店のグラハム粉の丸パンも、一晩かけて種を寝かせて発酵させます。

朝、大きなボウルの中で膨れた種に、小麦粉を混ぜて捏ねて、丸くしてさらに寝かせる。

オーヴン入庫直前に、黒いトレーにお行儀よく並べられた丸いパン種、なかなか楽しい

眺めです。

明日金曜日は、そんな風に焼き上げられた丸パン販売の日です。

つぶつぶしたグラハム粉の皮とむっちりした中身、

バタをちょっとのせて食べてみてください。粉の味とバターの味のベストマッチ~~!!




グラハム粉の丸パン
1個 150yen




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