ジャズライブ ありがとうございました!



当店の所在区の中央区、同じ中央区でもパラパラとほんの少しの雨だったところと、

一時的にどしゃ降りになったところと、降らずに済んだところとがあったようで、

きのうは暮れ時までは不安定なお天気でしたが、暗くなってからは晴れ、程よく暑い

素敵な夏の夜でした。

まだ自由な外出に気を遣う、また、なんとなく憚られる雰囲気が続く世の状況ですが、

当ジャズライブにご参加のみなさま、本当にありがとうございました。

熱い拍手の手応えに励まされました。

主催側がいくら 「 気軽なお気持ちで ( ご参加ください )。」 などと販促しても、

それは主催側のうたい文句であって、なかなか 「 気軽に 」 とはいかないですよね。

社会的な立場もそれぞれですし、また感染に関しても対策や受け止め方も様々です。

理解できます、充分。

もしも、そういう観点とは別に、「 興味があるんだけど・・・」とか、「 気になって

いる・・・」 「 一度行ってみたい・・・」 などなど関心を寄せてくださっている

向きでしたら、それはぜひ ” 挑戦 ” されてはいかがでしょう!!

敢えて ” 挑戦 ” といいたいのです。なぜなら、挑戦って、新しい体験だからです。

いつも通りの慣れた方式は安心安全保証つきですが、だんだん鈍くなってくる、

そうすると、せっかくの毎日の鮮明さが下がって、体も心もハッキリしない・・・・

と感じることはないでしょうか?

そこで、何かに挑戦です。

今まで気になっていたことを思い切ってやってみると、全く予想もしなかった世界が

一気に開きます。それはもう、驚きです。

思い切って、と書きましたがほんのささやかな事でも、今までやったことがない事は

立派に ” 挑戦 ” といえますって!

例えば、草むしりとか。

例えば、一本裏道を歩いてみる、とか。

例えば、色鉛筆で絵を描く、とか、 e.t.c. e.t.c. 

・・・・・・

新しい体験が、生活~つまり人生に新たな道を開いていく、大袈裟ではありません。

小さなジャズライブですが、ぜひ思い切って挑戦してみてください。

考えていたよりも、〇〇だったな!

そのご感想は、とっても値のある何かだと思います ( 〇〇 が良いものでも、そうでは

なくても! )。



さて、昨夜の演目を書き留めておきましょう。





・WHEN YOU'RE SMILING

・YOU AND NIGHT AND MUSIC

・ALONE TOGETHER

・SUMMER TIME

・TRAIN'S BLUES

・MY FOOLISH HEART ( ENCORE )






以上、アンコール曲を含めて6曲でした。


1曲目は 「 君微笑めば 」。


ああ、君が笑顔になると…君が笑顔でいるときは

世界中が君といっしょに笑顔になるんだ、



という歌詞の1929年に作られた希望に満ちた素敵な曲です。

ルイ・アームストロングやビリー・ホリディの演奏、歌唱を耳にしたことがある方も

多そうなスタンダード曲。

テーマのメロディを組み込みながらのそれは伸びやかなテナーソロを聴かせてくれ、

オープニングは上々。

テナーサックス、ベース共にいい音出てました。

2曲目 「 あなたと夜と音楽と 」。

今、店にあるCDでは、トランペット奏者のウッディ・ショウがこの曲をやっています。

大人っぽくて、テンポが良くて、マイナー調のかっこいい曲で、更に題名もいいね。

3曲目 「 アローン トゥギャザー 」

2曲目「あなたと夜と音楽と」と同じハワード・ディーツ作曲、アーサー・シュワルツ

作詞の1932年の作品。ひとりぼっちのわたしとあなたが一緒だと、どんなことでも

乗り越えられる・・・という歌詞内容ですが、これまたマイナー調の、インストゥルメ

ンタルで聴くとちょっと悲しげな曲調を、渋いテナーとさらに渋いベースで軽快に演奏。

テナーサックスをソプラノサックスに持ち替えての、さあ、今年の 「 サマータイム 」!

4曲目は、ジャズ界ではスタンダードな子守歌、「 サマータイム 」 でした。

7月のライブにはこの曲を聴きたい、今年もやるよね? と半ば強引にリクエストして

おいたのです。演奏の二人は、特別恒例にしているっていうことはないようでしたが、

過去の 「 サマータイム 」 も聴かれている方、いかがでしたか?

ソプラノサックスのピーッと貫くような音が、なんだか泣いているような感じがして

子守歌っぽくないけれど、その音に聴き入りました。そしてベース!! 素晴らしい

ソロでしたね。様々な技巧を難なく繰り出す小林さん、お腹に響く低音のうねりが、泣く

ソプラノサックスの音との対比で、今年の 「 サマータイム 」 も素晴らしかったです。

最後の5曲目 「 トレーンズ ブルース 」。

最後を締めるにふさわしいダイナミックなブルースです。

パワフルに豪快に吹きまくっていたテナーサックス、うねりながら繰り出される連続音

のエネルギーに巻き込まれるようでしたね!ベースの変幻自在なソロも、時間を忘れて

集中して聴いておりました。素晴らしい!!

ライブを締めくくる好演奏に、リズムをとってしまうほどでした。



後半、演奏の熱気で店内が暑くなり、あわてて冷房を入れました、皆様ごめんなさい!

はじめて挑戦!とご参加の方もおいででしたが、さあ、いかがでしたか?

2ヶ月に1度、またぜひ日常の安定リズムをリセットなさりにいらしてください。

そして、ぜひご感想、おきかせください。

つぎは、秋の初めの9月14日。

一同、さらなる精進とともに、心よりお待ちしております。






















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