レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

絵葉書のような市庁舎

2011-12-20 14:27:16 | ドイツ
ドイツ語教科書の新刊見本が、これまでよりは少ないけど送られてきている。その中の1冊にあった会話、日本人がドイツ人に日本の写真を見せているという設定で。
「このみっともないコンクリートの建物はなんですか?」
「それはうちの市の役所です」
「なんですって!?」
「おっしゃりたいことはわかりますよ。ヨーロッパではたいてい、市庁舎は古いきれいな建物ですよね」
「そうです。町のシンボルです」
「日本ではたいていこんなふうです」
  ここで札幌の市役所の写真が出ている。オリンピック前に莫大な費用をかけて創ったものだそうだ。市民が怒るのじゃないか?
 私は、みっともないとは思わないし、ステキだとも感じない。そもそも日本では、お役所に魅力的な建物なんて期待しないのではなかろうか、便利で清潔であれば充分で、絵ハガキになるようなものを望んではいない。(駅舎ならばたまに名物もあるけど、役所はどうかな?)
 上記の会話ページ、札幌と並べてあるのがミュンヘンの写真なのは、姉妹都市という縁だろうか。これまた思いっきり豪華なのだ。観光名所でもある。
「ミュンヘン新市庁舎 仕掛け時計 」
 「市庁舎」で検索すると、ミュンヘンとストックホルムとウィーンが出てくる。
 これはフライブルクの例。
「 フライブルク名所(5)」
 もう一つ、ボンの例を。
「ボン 」
 ベートーヴェン像はよく絵葉書にもなるので、その背景の薄黄色の建物も目にする機会が多い。いま郵便局で元貴族の邸宅、これもわりにかわいい。ここから小包を送ったことがあるのも懐かしい。

コメント (2)
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