レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

歴史小ネタばらばら

2011-12-16 15:07:28 | 歴史
「Books Index」で見たときには『駆け足で読むローマ帝国史』というタイトルであった。
「 世界一わかりやすいローマ人の歴史」
まえに目にした記事ではさほど期待もしていない著者だけど、書店で手に取りはする。 
 買う気はないけれどーーなんと購買意欲をそそる表紙!
 かつて某歴史同人誌で、『君主論』はそもそもメディチ家に捧げられた本なのに、某文庫の表紙がチェーザレの肖像であることにツッコミがはいっていたものである。

 同じ文庫リストによると、来月、朝日文庫で『偉人の残念な息子たち』という本が出る。たぶん、『不肖の息子』の改題。これは図書館で数年前に読んだ。買おうかな。  姉妹編で『国を傾けた女たちの手くだ』(娘編)という本もあった。

 買うつもりでまだ実行していない本、『密告者ステラ』by小松はるの(原書房)  『ドイツメルヘン街道夢街道~グリム童話・伝説・魔女の町を歩く~』by西村佑子(郁文堂)』。


 おととい、うちの昼がソバだったのは、前日にテンプラだったときの常であるが、討ち入りの12月14日にかこつけてソバを食べた人々はいることだろう。私自身は「忠臣蔵」に対してさほど知識も愛着もないが、せっかくだから『忠臣蔵にヒーローはいなかった?』by菊地明 を再読した。思い入れはあるけどそれに溺れず、史実と創作をきちんと分類して述べてある良書。
 「まんがタイムファミリー」で好評連載中の『教師諸君!』by駒倉葛尾、、先月号で、クリスマスイブに映画のオールナイトというものが出てきた。いろいろなオールナイトがあって、中には『忠臣蔵』もある・・・ってどのくらいほんとなんだろうか。「吉良上之助は地元では慕われてたのにいい」との叫びに私はむしろ共感する派だけどね。 かつて映画が娯楽の王様であった時代には、年末には各映画会社が競作で忠臣蔵を創っていたそうだから、オールナイトぶんくらいは平気であることは容易に想像つく。
 あ、いま思い出した。30年以上まえにテレビで見た、日本人というものを説明した番組、フランスのだったか、それとも、あちこちでの紹介を引用していたのだったか。 個人<集団 という傾向を言うのに、「最も人気のある英雄物語でも集団で登場する」として四十七士が挙がっていた。新選組を出してもますます納得されてしまいそうだ。『平家物語』もだな・・・。
 (新選組を、「大衆化された平家物語」と評したのは誰だったか)

 12月16日がなんの日かといえば、ベートーヴェン誕生日である。ドイツ人にとっては、12月6日(聖ニコラウスの日)ほどではなくても重要な日だそうである。
 日本人にとっては、誕生日が重要視される人物って誰だろう。


コメント (2)
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