レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

なに食べ アデ花 カイニス~

2020-09-01 06:53:37 | マンガ
『きのう何食べた?』17巻
  テレビドラマ化が好評だったので映画化も決まり、その宣伝が帯に載っている。実写のビジュアルが絵と違和感ないことにいまさら驚く。
 フィクションの中での時間の流れは外側(連載期間)と一致するとは限らず、歴史ものみたいに元々別世界ならば気にしないけど、日常ものだとしばしば問題視される。
 『なに食べ』の場合、一致しているので、始まりでは40代カップルだったのがとっくに50代、親も年寄りで、シロさんのところでは老人ホームへ。――こういうのは絶対に少女誌(少年誌でも)ではできないな。
 「肉巻きおにぎり」おいしそう。サンマのガーリック焼き、食べてみたい。


TONO『アデライトの花』3巻
 入れ替わっていたコロナとコーラ、その秘密を知る外部者のキャンベル。親と妹からも疎んじられるいじめられっこのキャンベル(私は4代目皇帝クラウディウスを連想する)の哀れな祖母のエピといい、その嫁ペカン(キャンベルの母)といい、心をえぐる。
 主要な大人ほぼ全滅しそうな勢い。
 「花の病」の正体は解明されるのか?ある意味よしなが『大奥』を連想するけど。


『カイニスの金の鳥』3巻、順調に単行本が出ていてめでたい。
 男装して小説を書くというはみ出し者を主人公としつつ、平凡な女の幸せを享受する友達も肯定して描いてあることも好感が持てる。
 出産で命を落とすことに対する重い感情、でも男になりたいわけでもない。「器」(体を指す)を否定することはしたくないがお産で死ぬことは無念だという気持ち、ここ大切。
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