レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

角川のカバーが届いた

2009-08-02 05:47:10 | 
 今年の角川文庫の夏フェアは例によってブックカバーで、私が欲しい品は2、3種類。先月末に申し込んだ「クリア」がおととい届いた。なるほどひと月だ。このまえもう一つ(むしろプレゼント用に)「フェルメール」にした。あともう一つならばスヌーピーかな。8月の新刊では、田辺聖子さんの源氏物語本と、モンゴメリの『もつれた蜘蛛の巣』が出るのでそれでOK。

「角川 発見。ちょっくらぶ」

 新潮文庫は、マスコット人形が欲しくないので今年のフェアは無視。それとは無関係に買って、ムダになった応募券もあるけどね。来年はなんだろうか。

 集英社は、またもハチの携帯ストラップ。そもそも私には不用品であるうえ、不必要でも欲しいと思うほどかわいいわけでもないのでパス。もしなにか買うとしたら遠藤周作『父親』、有島武郎『生れ出づる悩み』。しかし後者は、カバーが今回のイメージキャラタレントの写真なのでそれが抵抗ある。
 これらの100冊から、面白いとひとに勧めるならば、『王妃の館』、『東京バンドワゴン』、『王妃の離婚』あたりだ。『漫画版 世界の歴史』の1巻がはいっている(「日本」も同様)、しかしこれの後半(モト本の2巻、ギリシア・ローマの巻)はあまり面白くはなかったと私は思う。どうせならば6巻がよかったと私情で思う。

 景品にしてほしいもの:タオル・手ぬぐい、クリアファイル、不織布のブックカバー(夏らしいデザインのもの各種)。

 カバーにヒトの写真はやたらと使ってほしくない。著者の肖像とか、演じた役者くらいならばまだわかるけど。
 太宰治の本が売れているらしく、売るための工夫はけっこうなことだと思うけど、角川文庫のあの写真は気に入らない。集英社文庫の『人間失格』『走れメロス』でのマンガ家起用カバーがはるかにマトモに見える。

 マンガ家起用の案、
『銀河鉄道の夜』は、「賢治オマージュスケッチ」シリーズを描いた白井恵理子、
『怖るべき子供たち』は(たしかマンガ化してたはず)萩尾望都。
太宰治は、佐々木倫子、今市子! 前者は、『おたんこナース』で、太宰そっくりの患者が来てウットリという話が出てきたので。後者は、太宰が主人公の小説の挿絵を描いたことがあるので(BLレーベルだけどBL話ではなかった。ほかに中原中也と小林秀雄、故人として間接的に芥川が登場していた)。
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