2月10日午前6時過ぎ、ISSが日本を横断していきます。
通過条件としてはベストではありませんが、2月中はこれより条件の
良い日がありませんので、HTV2の撮影に挑戦することにしましょう。
この時刻、仙台では常用薄明中のためJAXA予報では「×」になっていま
すが、常用薄明中でも見えることは以前確認(*)したとおりです。
今回の通過の特徴は太陽に向かって航行するため見え始めから、-1.6等と
とても明るく、天頂を過ぎてから逆光になるため急速に暗くなることです。
しかし、日の出20分前という空が明るい状態の中での通過なので、実際
どの程度の明るさに見えるかは全く不明です。
直距離は391km、最大仰角65°、天頂より南側を飛行するため全コース
にわたって半逆光となり、撮影するにはやや難しいコースです。
アークトゥルス付近が最大仰角となるようです。
さて、時刻は5時30分です。バーティノフマスクを使ってピントあわせです。
アークトゥルスを使って眼視で合わせましょう。
確認のため撮影してみましょう。
ISO2500 1/5
あれ…?ずれてます。眼視では合っているように見えたのですがずれてます。
ピントあわせは眼視ではなく、撮影画像で確認した方がいいようです。
これでジャスピンになりました。
ISO2500 1/5
今日の撮影計画です。今日のコースでHTV2を写すには天頂通過前がベストです。
ISO800、露出は1/1000から始めて、あとは撮影画像を確認して露出修正です。
時間です。う~ん、空が明るいですね~。見えている星は金星とアークトゥルスと
かすかに土星だけです。青空に近い感じがします。
さて、そろそろISSが見えて…、どっひゃ~、ものすごい明るさで見えています。
まだ仰角は10°もないのに木星以上の明るさです。なんということでしょう。
とりあえず撮影して露出を変えていきましょう。撮影開始です!
形が分かるくらいの距離に近づいていきました。
2011.2.10 06:09:04 NikonD90 ISO800 1/2500
2011.2.10 06:09:20 NikonD90 ISO800 1/3200
2011.2.10 06:09:42 NikonD90 ISO800 1/4000
2011.2.10 06:09:58 NikonD90 ISO800 1/4000
2011.2.10 06:10:12 NikonD90 ISO800 1/4000
天頂通過後は露出がアンダーになったので、露出を修正して空を見上げると…、
ほひょ?今まで見えていたISSがかき消すように見えなくなっていました。
ふむ、金星は見えていますがアークトゥルスと土星も見えなくなっています。
この時間は急速に薄明が進んでいくようです。
残念ながらドッキング中のHTV2を確認できる写真は撮れませんでした。
しか~し、貴重なデータと経験を積むことが出来ました。
HTV2の切り離しは3月18日です。まだチャンスはあるはずです。
次回のチャンスを待つことにしましょう。
通過条件としてはベストではありませんが、2月中はこれより条件の
良い日がありませんので、HTV2の撮影に挑戦することにしましょう。
この時刻、仙台では常用薄明中のためJAXA予報では「×」になっていま
すが、常用薄明中でも見えることは以前確認(*)したとおりです。
今回の通過の特徴は太陽に向かって航行するため見え始めから、-1.6等と
とても明るく、天頂を過ぎてから逆光になるため急速に暗くなることです。
しかし、日の出20分前という空が明るい状態の中での通過なので、実際
どの程度の明るさに見えるかは全く不明です。
直距離は391km、最大仰角65°、天頂より南側を飛行するため全コース
にわたって半逆光となり、撮影するにはやや難しいコースです。
アークトゥルス付近が最大仰角となるようです。
さて、時刻は5時30分です。バーティノフマスクを使ってピントあわせです。
アークトゥルスを使って眼視で合わせましょう。
確認のため撮影してみましょう。
ISO2500 1/5
あれ…?ずれてます。眼視では合っているように見えたのですがずれてます。
ピントあわせは眼視ではなく、撮影画像で確認した方がいいようです。
これでジャスピンになりました。
ISO2500 1/5
今日の撮影計画です。今日のコースでHTV2を写すには天頂通過前がベストです。
ISO800、露出は1/1000から始めて、あとは撮影画像を確認して露出修正です。
時間です。う~ん、空が明るいですね~。見えている星は金星とアークトゥルスと
かすかに土星だけです。青空に近い感じがします。
さて、そろそろISSが見えて…、どっひゃ~、ものすごい明るさで見えています。
まだ仰角は10°もないのに木星以上の明るさです。なんということでしょう。
とりあえず撮影して露出を変えていきましょう。撮影開始です!
形が分かるくらいの距離に近づいていきました。
2011.2.10 06:09:04 NikonD90 ISO800 1/2500
2011.2.10 06:09:20 NikonD90 ISO800 1/3200
2011.2.10 06:09:42 NikonD90 ISO800 1/4000
2011.2.10 06:09:58 NikonD90 ISO800 1/4000
2011.2.10 06:10:12 NikonD90 ISO800 1/4000
天頂通過後は露出がアンダーになったので、露出を修正して空を見上げると…、
ほひょ?今まで見えていたISSがかき消すように見えなくなっていました。
ふむ、金星は見えていますがアークトゥルスと土星も見えなくなっています。
この時間は急速に薄明が進んでいくようです。
残念ながらドッキング中のHTV2を確認できる写真は撮れませんでした。
しか~し、貴重なデータと経験を積むことが出来ました。
HTV2の切り離しは3月18日です。まだチャンスはあるはずです。
次回のチャンスを待つことにしましょう。