晴れ時々スターウォッチング

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観測所の点検&復旧作業

2011年05月07日 | 観測グッズ
大震災以来、一度も稼動していないマイ観測所…

大震災のショックで中の確認すらしていません。

大震災からまもなく二ヶ月…、天体観測のことを考える気持ちが
少しだけ出てきました。ということで、今日は観測所(+気持ち)
の点検&修繕作業です。

こちらは今も開いたままの駐車場の地割れ、

ここは北天を撮影する場所、通称「北観測所」です。

写真の左が真東です。仙台市はどこもそうですが、
今回の地震で地盤が東に引っ張られたため、この向きで
地割れが起きています。

地割れは指がすっぽり入るほどの幅です。

しかし、3.11の本震災直後はこの1/5も開いていませんでした。
余震がおきるたびにどんどん開いています。正断層です。

こちらはピラーに赤道儀を常設した南観測所

ピラーがずれていますが、見た目は大丈夫そうです。

赤道儀に破損はありませんでした。

しかし、動作確認はしていないので何ともいえません。

こちらはピラーを上から見た図

下が北です。西の足が台座から落ちていることがわかります。

水準器を置くと泡が右寄りに位置しました。

これは左=東方向が下がっていることを示しています。

西の足が落ちているのに、東が下がっていることは、とても
興味深いことです。ここは海岸から10km以上、離れていますが、
東方向へ地盤が傾いているのかもしれません。

とりあえず水平を保って調整は終了です。

しかし、まだまだ余震が続いているので、またズレるでしょう。

とりあえず復旧作業は終了です。

天気のよい日に動作確認も兼ねて土星や春の銀河を撮影
したいところですが…、今だに強い余震が続いているので、
なかなかその気にならないところが正直な気持ちです。

こちらは2008年に撮影したM106。

2008.5.7 SE200N D50 ISO800 128sec (*)(*)(*)

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