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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

金星と土星の接近 観望記録 1/19

2025年01月30日 | 金星
天気が良かったので1月18日に続いて19日も金星と土星の接近ウオッチングができました~。

2025/1/19 17h23m10s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f340mm ISO800 f/7.1 1/3sec

 1月18日の離角は2°11′ でしたが、19日もほぼ同じで 2°14′ でした。離角は2°をこえているのでこの間には確実に満月が4個入るはずですが…どう見てもそのようには思えません。

 ということで、今回は満月がほんとうに4つ入るのか大実験を行いました。ココに満月を持ってきて当てはめることはできないので、満月とほぼ同じ大きさと言われている5円玉の穴を使いました。

 方法は5円玉を右手に持って、腕を伸ばして5円玉の穴を金星と土星の間に合わせます。その間が5円玉の穴で4つ分あれば満月が4つ入るということになります。

 では、さっそくやってみましょう! ヒアウィゴ~、1こ、2こ、3こ… ほひょ?…穴の大きさ3つと半分で土星にたどり着いてしまいました。ふ~む、何度やっても3つと半分です。

 5円玉の穴には満月がスッポリ入ると言われているので5円玉の穴は満月よりけっこう大きいのかも… う~む、困りました。考えたあげく、ここは光学的に調べてみることにしました。

 方法としては、焦点距離340mmで金星と土星の接近を撮影して、1月14日の火星と満月の接近時に焦点距離340mmで撮影した満月と比較してみます。

 で、その結果がこちらの画像で~す。なんと余裕で4つ入りました。なんか不思議な感じです。

*満月と火星の接近で撮影した月は赤かったのでモノクロに変換しています。

 実際の満月ってそんなに大きくないのに、なぜ人間の目には満月が大きく見えるのでしょうね~。そういえば建物などの比較物が無い砂漠などで見ても天頂の満月と比較して月出直後の満月の方が大きく見える(感じる)という現象は、まだ科学的に解明されてないとか…

 人類と月の関わりは太古から続いているので、それが関係しているのかも…ですね。

こちらは今回の「金星と土星の接近」まとめのphotoで~す。


〈関連ブログ〉
金星と土星の接近 1/18
満月と火星の接近 1/14

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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2° (ich)
2025-01-30 22:14:15
晴れスターさん
 1/19は私も4惑星の観察と撮影をしました。そして前日見られなかった金星と土星の接近を観察できました。明るい金星と,環が棒状でやや暗い土星とでは光度差がありすぎましたが,まずまずきれいな眺めでした。満月4つの間隔と言われればそうでしょうね…と納得しました。それから十日経って2惑星はみるみる離れてしまいましたね。東方最大離角を過ぎた金星はずんずん地球に近づいて大きくなってきます。天文年鑑を見ると,今回の内合は太陽から10°近く離れるようなので,内合当日の金星を観察できるかも知れませんね。
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4惑星 (晴れスター)
2025-01-31 09:24:12
ichさん
 ichさんが撮影した4惑星の写真をアストロアーツで拝見しました。撮影日の視直径の違いがよく分かるレイアウト配置で学術的に価値のある写真で素晴らしいなぁと感じました。土星の環もとてもシャープに写ってますね。
 さてさて、金星の内合についてはまったくノーマークだったので離角が10°ということは気付いていませんでした。内合は3月21日ですね。暑すぎず寒すぎずという季節なので気持ちよく観測出来そうです。金星内合情報ありがとうございました~。
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