NASAの飛行機が三沢に飛来した!ということは前日(9/10)のツイッターで話題になっていたので知ったのですが私にとっては存在すら知らなかった飛行機でした。三沢航空祭は過去にもめずらしい機体(B2-Bなど)が展示されることがあったので今回も展示されるのではと期待が膨らみました~。
さて、今回抽選で当選したものの三沢基地航空祭はこれまで行ったことが無いので事前の情報収集が重要です。一番気になる駐車場ですが3年ぶりの開催となる今年は基地周辺に無料駐車場を用意しているとのこと、朝5時頃からは入れるというので下記のようにプランを立てました。
22:00仙台出発→紫波SAで珈琲タイム→八戸自動車道 折爪SAで仮眠→05:00無料駐車場着
で、実際は21:30仙台発→23:00紫波SA着(お店はすべて閉まっているので自販機の珈琲をモバイルSuicaで購入して、ほっとコーヒータイム)23:10紫波SA出発 → 0:40折爪SAに到着したのですが…
なんと深夜にもかかわらず誘導員が誘導灯を振って駐車場所を案内しています。え… 誘導員が何人もいる。ここはSAといってもコンビニ(ミニストップ)とトイレだけのPAのような場所のはず…
誘導員に案内されて駐車場を進むと、おおー満車です! なんじゃこりゃ~ スゴイ数の車です。とりあえずコンビニ前の唯一空いているところに車を止めて誘導員に、
「あの~、どうしてこんなに誘導員がいるんですか?」と尋ねると
「ああー、今日は特別で…」
「明日の三沢ですか?」
「そうです。みなさんここで仮眠を取って、たぶん早朝には一斉に出ると思います。」
(なるほど、コンビニから離れた場所の車はすべて窓を目隠しておやすみモードのようです)
「そうなんですね~。ご苦労様です。」
とお言葉をかけてコンビニに入ると…
むむ、お客さんは数人しかいませんが、フツーのコンビニでは感じない緊張感が充満しています。あー、この雰囲気はNHKドキュメント72時間「夏コミケのコンビニ」で見た様子そのものだ。店員さんたちが黙々とおにぎりを並べてこれからやってくる激混みの準備をしています。
店内は青森土産寄りの品揃えが所せましと並べてありましたが、おにぎりの数とお弁当の数は私にとっては初めて見る量の多さで圧倒されて逃げるように車に戻ってしまいました。(笑)
さて、車に戻って仮眠を取ろうと思いましたが駐車場所がコンビニ前で明るいこととひっきりなしに車が出入りするのでどーも仮眠モードに入れません。あらためて外を見るとけっこうの車が青森方面へ出て行ってます。ナンバーを見ると福島、宮城、秋田、さらに関東圏もちらほら… う~む、これは早めに三沢に行った方が得策なのか…
結局、早めに三沢入りすることにしました。眠気も覚めたので01:40に折爪SAを出発、ここから三沢は近いので02:30には無料駐車場に着きました。無料駐車場は暗かったので正確には分かりませんがかなりの数の車がとまっていてみなさん就寝中のようでした。で、私もお仲間に入れてもらって仮眠モード開始です。西の空には大分低くなった満月が見えていました~。
05:00アラームの音で目を覚まして周りを見ると、多くの方が動き出していました。駐車場前の道路を見るとファルコンゲートに向かって歩いている人が多数います。三沢基地への入場門は三カ所です。ここから一番近いオカゲートは距離にして300mほどで基地内移動用バスの乗車場所となっているところですがバスはゲートオープンの8時にならないと乗れません。
ここから2番目に近いファルコンゲートは距離にして2kmありますがバス待ちの時間を考えるとファルコンゲートで待つ方が早く入場できるはずです。ということで、みなさんと一緒にてくてくとファルコンゲートに向かって歩くこと30分、5時30分過ぎにはファルコンゲートに着きましたがすでに300mの列ができてました。これはまだいい方で最終的には1km以上の列ができていたそうです。
ここからは8時のゲートオープンをただただ待ちます。三沢基地は米空軍の基地でもあるので持ち込み物には厳しい規制があります。3辺の合計が100cmを超える物はリュックでも三脚でも椅子でも持ち込み不可です。なので持ってきた椅子はかなり小さい物でしたがそれに腰掛けてひたすら待ちました。
待ち時間を利用して本日の展示飛行スケジュールを見ながら基地内での動きのシミュレーションです。
〈展示飛行スケジュール〉
8:45 オープニングフライト(F35A,F2,F16,EA-18G〉
9:20-9:40 米空軍F16 機動飛行
9:55-10:05 F15J 訓練飛行
10:10-10:20 F-2 機動飛行
10:40-10:20 UH-60J 訓練飛行
10:55-11:05 F35A 大編隊航過飛行
11:00-13:00 JAL定期便の飛行
13:05-13:20 CH-47J 訓練飛行
13:25-13:40 EA-18G 機動飛行(キャンセル)
13:45-14:05 米空軍F16 機動飛行
14:10-14:25 F35A 機動飛行
〈地上展示エリア〉
エプロン東側-自衛隊エリア、エプロン西側-米軍エリア
これから入場するファルコンゲートは基地の東端なので見学コースとしては自衛隊展示エリアから進んで、展示飛行を見ながら西側の米軍エリアに向かうという動きになります。
途中でグッズ販売のブースも見たいし、お昼は米軍エリア内にあるバーガーキングに行きたいし、アメリカングルメ屋台も見逃せないなぁ~などと考えているとオープン時刻20分前に列が動き出しました。お、早めのオープンか!?と思ったら列が詰まっただけで、結局、8時をちょっと過ぎたときにゲートがオープンしました。→ photo
基地に入ってからは手指消毒エリア→手荷物検査エリア→金属探知機によるボディーチェックエリアの3関門を通ってやっと広~いエプロンに出ました~。
やった~、ひさびさの航空祭です。気持ちが高まります! で、NASAの飛行機ですが、行けども行けどもお目にかかれません… なんと米軍エリアの一番奥にありました。着いたときにはすでに黒山の人だかり… さすが超レアと言われる飛行機です。
この飛行機の正体は、テキサス州ヒューストンNASAジョンソン宇宙センター(JSC)所属の気候大気調査機「マーティンWB-57Fキャンベラ(N926NA)」です。
韓国・烏山空軍基地をベースとして行っていたモンスーン調査(8月2日から9月1日まで)を終えてヒューストンに帰る途中、三沢基地航空祭に合わせて寄ったものと思われます。
パイロットのADAM KLEINさんとDARROWさん、ブルースーツがお似合いですね。
この飛行機は元々は高高度戦術爆撃機であり、あのU-2偵察機の前身だった機体でもあります。なので翼長が37.5mととにかく長いので全体像を写すのには苦労しました。ちなみに全長は20mです。
B-57キャンベラの初飛行は1953年ですが今回飛来したWB-57Fは1963年初飛行なので機体年数は59年でまもなく還暦です。WB-57Fの建造数は21機ですが飛行可能なのはNASAが保有している3機のみ… FAA上のレジストリは2025年となっているので見られるのはあと数年かもしれませんね。
アップで撮影すると年季が入っているのが分かります。
エンジンは、プラット・アンド・ホイットニー TF33-P-11A ターボファン
↑ このエンジン2基で高度18,000mまで上昇します。推力は 15,500 lbf (69 kN)
↑ ベースボールユニホーム風の二人は専属のグランド・クルーで常に同行しているようです。
マーティンWB-57Fキャンベラ(N926NA)は韓国・烏山空軍基地に向かう途中、7月26日に三沢基地に立ち寄っています。モンスーン調査はおもに東シナ海で行っていましたが、フライトレーダー24で確認したところ2日ほど仙台上空(高度16,000m)を通過して太平洋に出ていたことが分かりました。
早速、WB-57Fをフライトレーダー24のアラートに登録したので今度来たときは見逃すことなくウオッチングできるぞ~。(笑)
こちらは高さ3mの撮影台から撮ったWB-57F。なんと撮影用の高台を用意してくれてました。サービスいいですよね~。この角度から見るとまさに「怪鳥」ですね。駐機しているときには翼端が下がっていて羽を休めている鳥の様相です。
さて、ここまでWB-57Fキャンベラのことばかりだったので。ここからは三沢航空祭のハイライト写真も少々ご覧ください。(^^ゞ
なんと言っても今回の見どころは三沢基地に配備されている航空自衛隊のF35Aです。12機による大編隊航過飛行、そして展示飛行の大トリで見せてくれた圧巻の機動飛行!凄すぎました~。
ステルス戦闘機なので日の丸も含めてモノトーンコーデです。
↑ 湿度が高かったのかヴェイパー出まくりで機体が見えなくなることも何度かありました。
第301飛行隊の部隊マークはマフラーをした「カエル」で第302飛行隊が「オジロワシ」です。
こちらは太平洋空軍デモンストレーション・チームのF-16の機動飛行前準備の様子です。
この機動飛行が凄い! アフターバーナー全開でキレッキレのアクロバットはまさにド迫力!
空を切り裂く飛行と爆音、そして目の前を通り過ぎるスピードの速さには圧倒されました。
↑ よく見るとパイロットのグローブが星条旗です。わぉ!(拡大写真はこちら→photo)
こちらは海上自衛隊のUS-2、新明和工業が開発した海洋における救難に特化した飛行艇。
US-2のエンジン は ロールスロイス社製 AE2100J ターボプロップ4基、
プロペラは推進効率のよいブレード6枚のダウティ・ロートル製のR414、めっちゃ美しいです。
天気は悪くなかったのですが展示飛行の時は曇り空になるという残念な空模様でした。
とにかく基地内が広すぎて急ぎ足で移動したのですが全部を見ることはできませんでした。
あ、昼はバーガーキングに行って本場のワッパーをいただきました~。
当然ながら激混みなのでメニューは2種類、ワッパーJrのコンボセット(1450円)とチーズバーガーJrのコンボセット(1500円)のみでした。バンズは日本とは違ってどっしりとした重量感があって、中にはコールスロー・ドレッシングに近い味のソースがたっぷり入っていて、それがパテの味を引き出していてとても美味でした。(← おまえはグルメレポーターか!)
さて、さて、アメリカングルメの屋台で食べたいもの(フライドオレオなどetc…)がたくさんあったのですが、カロリー高めのバーガーキングで満腹になりその他には食指を伸ばすことができませんでした。ざんねん~、
まだまだ見たいものがあるのですが、時間はあっという間に15時になって基地内に蛍の光が流れ始めました。展示機体もみな一斉に帰投の準備です。エンジンを始動して次々と離陸していく様子を見るのは航空祭のもう一つの楽しみですが、隊員のみなさんの作業の妨げになるので、エンジンを始動したUS-2を横目に見ながらファルコンゲートへと向かいました。US-2のSTOL性能(短距離離陸)を間近で見るチャンスではありましたがまたの機会ということで諦めました。
今年の入場者数は、公式発表によると3万5000人ほどだったそうです。初めて行ったのでかなり混んでるなぁと思ったのですが例年は9万人だということなのでこれでもかなり空いていた方なんだなぁと思いながら帰路につきました。(仙台には20:00前に着いたので大河ドラマに間に合いました~)
以上、三沢航空祭2022 観覧記録でした。
〈おまけの動画〉9月18日追記
三沢基地航空祭2022 F16高速機動飛行!
三沢基地航空祭2022 F16デモチーム 超低速飛行~垂直上昇
三沢基地2022 F16デモチーム 高速ロール
三沢基地航空祭2022 F16デモチーム 離陸~ギアアップ~ハイレート機動飛行
KC-135ストラトタンカー(空中給油機)
CV-22オスプレイ
オスプレイのコックピット
後部の出口には大きな機銃が…
この巨大なローター兼プロペラでホバリングから水平飛行に移るシステムは実に興味深い…
この翼がこの機体を支えるだけの揚力を持ち合わせているとは、どーも思えないのだが…
なんとも不思議な飛行機ですね。
さて、今回抽選で当選したものの三沢基地航空祭はこれまで行ったことが無いので事前の情報収集が重要です。一番気になる駐車場ですが3年ぶりの開催となる今年は基地周辺に無料駐車場を用意しているとのこと、朝5時頃からは入れるというので下記のようにプランを立てました。
22:00仙台出発→紫波SAで珈琲タイム→八戸自動車道 折爪SAで仮眠→05:00無料駐車場着
で、実際は21:30仙台発→23:00紫波SA着(お店はすべて閉まっているので自販機の珈琲をモバイルSuicaで購入して、ほっとコーヒータイム)23:10紫波SA出発 → 0:40折爪SAに到着したのですが…
なんと深夜にもかかわらず誘導員が誘導灯を振って駐車場所を案内しています。え… 誘導員が何人もいる。ここはSAといってもコンビニ(ミニストップ)とトイレだけのPAのような場所のはず…
誘導員に案内されて駐車場を進むと、おおー満車です! なんじゃこりゃ~ スゴイ数の車です。とりあえずコンビニ前の唯一空いているところに車を止めて誘導員に、
「あの~、どうしてこんなに誘導員がいるんですか?」と尋ねると
「ああー、今日は特別で…」
「明日の三沢ですか?」
「そうです。みなさんここで仮眠を取って、たぶん早朝には一斉に出ると思います。」
(なるほど、コンビニから離れた場所の車はすべて窓を目隠しておやすみモードのようです)
「そうなんですね~。ご苦労様です。」
とお言葉をかけてコンビニに入ると…
むむ、お客さんは数人しかいませんが、フツーのコンビニでは感じない緊張感が充満しています。あー、この雰囲気はNHKドキュメント72時間「夏コミケのコンビニ」で見た様子そのものだ。店員さんたちが黙々とおにぎりを並べてこれからやってくる激混みの準備をしています。
店内は青森土産寄りの品揃えが所せましと並べてありましたが、おにぎりの数とお弁当の数は私にとっては初めて見る量の多さで圧倒されて逃げるように車に戻ってしまいました。(笑)
さて、車に戻って仮眠を取ろうと思いましたが駐車場所がコンビニ前で明るいこととひっきりなしに車が出入りするのでどーも仮眠モードに入れません。あらためて外を見るとけっこうの車が青森方面へ出て行ってます。ナンバーを見ると福島、宮城、秋田、さらに関東圏もちらほら… う~む、これは早めに三沢に行った方が得策なのか…
結局、早めに三沢入りすることにしました。眠気も覚めたので01:40に折爪SAを出発、ここから三沢は近いので02:30には無料駐車場に着きました。無料駐車場は暗かったので正確には分かりませんがかなりの数の車がとまっていてみなさん就寝中のようでした。で、私もお仲間に入れてもらって仮眠モード開始です。西の空には大分低くなった満月が見えていました~。
05:00アラームの音で目を覚まして周りを見ると、多くの方が動き出していました。駐車場前の道路を見るとファルコンゲートに向かって歩いている人が多数います。三沢基地への入場門は三カ所です。ここから一番近いオカゲートは距離にして300mほどで基地内移動用バスの乗車場所となっているところですがバスはゲートオープンの8時にならないと乗れません。
ここから2番目に近いファルコンゲートは距離にして2kmありますがバス待ちの時間を考えるとファルコンゲートで待つ方が早く入場できるはずです。ということで、みなさんと一緒にてくてくとファルコンゲートに向かって歩くこと30分、5時30分過ぎにはファルコンゲートに着きましたがすでに300mの列ができてました。これはまだいい方で最終的には1km以上の列ができていたそうです。
ここからは8時のゲートオープンをただただ待ちます。三沢基地は米空軍の基地でもあるので持ち込み物には厳しい規制があります。3辺の合計が100cmを超える物はリュックでも三脚でも椅子でも持ち込み不可です。なので持ってきた椅子はかなり小さい物でしたがそれに腰掛けてひたすら待ちました。
待ち時間を利用して本日の展示飛行スケジュールを見ながら基地内での動きのシミュレーションです。
〈展示飛行スケジュール〉
8:45 オープニングフライト(F35A,F2,F16,EA-18G〉
9:20-9:40 米空軍F16 機動飛行
9:55-10:05 F15J 訓練飛行
10:10-10:20 F-2 機動飛行
10:40-10:20 UH-60J 訓練飛行
10:55-11:05 F35A 大編隊航過飛行
11:00-13:00 JAL定期便の飛行
13:05-13:20 CH-47J 訓練飛行
13:25-13:40 EA-18G 機動飛行(キャンセル)
13:45-14:05 米空軍F16 機動飛行
14:10-14:25 F35A 機動飛行
〈地上展示エリア〉
エプロン東側-自衛隊エリア、エプロン西側-米軍エリア
これから入場するファルコンゲートは基地の東端なので見学コースとしては自衛隊展示エリアから進んで、展示飛行を見ながら西側の米軍エリアに向かうという動きになります。
途中でグッズ販売のブースも見たいし、お昼は米軍エリア内にあるバーガーキングに行きたいし、アメリカングルメ屋台も見逃せないなぁ~などと考えているとオープン時刻20分前に列が動き出しました。お、早めのオープンか!?と思ったら列が詰まっただけで、結局、8時をちょっと過ぎたときにゲートがオープンしました。→ photo
基地に入ってからは手指消毒エリア→手荷物検査エリア→金属探知機によるボディーチェックエリアの3関門を通ってやっと広~いエプロンに出ました~。
やった~、ひさびさの航空祭です。気持ちが高まります! で、NASAの飛行機ですが、行けども行けどもお目にかかれません… なんと米軍エリアの一番奥にありました。着いたときにはすでに黒山の人だかり… さすが超レアと言われる飛行機です。
この飛行機の正体は、テキサス州ヒューストンNASAジョンソン宇宙センター(JSC)所属の気候大気調査機「マーティンWB-57Fキャンベラ(N926NA)」です。
韓国・烏山空軍基地をベースとして行っていたモンスーン調査(8月2日から9月1日まで)を終えてヒューストンに帰る途中、三沢基地航空祭に合わせて寄ったものと思われます。
パイロットのADAM KLEINさんとDARROWさん、ブルースーツがお似合いですね。
この飛行機は元々は高高度戦術爆撃機であり、あのU-2偵察機の前身だった機体でもあります。なので翼長が37.5mととにかく長いので全体像を写すのには苦労しました。ちなみに全長は20mです。
B-57キャンベラの初飛行は1953年ですが今回飛来したWB-57Fは1963年初飛行なので機体年数は59年でまもなく還暦です。WB-57Fの建造数は21機ですが飛行可能なのはNASAが保有している3機のみ… FAA上のレジストリは2025年となっているので見られるのはあと数年かもしれませんね。
アップで撮影すると年季が入っているのが分かります。
エンジンは、プラット・アンド・ホイットニー TF33-P-11A ターボファン
↑ このエンジン2基で高度18,000mまで上昇します。推力は 15,500 lbf (69 kN)
↑ ベースボールユニホーム風の二人は専属のグランド・クルーで常に同行しているようです。
マーティンWB-57Fキャンベラ(N926NA)は韓国・烏山空軍基地に向かう途中、7月26日に三沢基地に立ち寄っています。モンスーン調査はおもに東シナ海で行っていましたが、フライトレーダー24で確認したところ2日ほど仙台上空(高度16,000m)を通過して太平洋に出ていたことが分かりました。
早速、WB-57Fをフライトレーダー24のアラートに登録したので今度来たときは見逃すことなくウオッチングできるぞ~。(笑)
こちらは高さ3mの撮影台から撮ったWB-57F。なんと撮影用の高台を用意してくれてました。サービスいいですよね~。この角度から見るとまさに「怪鳥」ですね。駐機しているときには翼端が下がっていて羽を休めている鳥の様相です。
さて、ここまでWB-57Fキャンベラのことばかりだったので。ここからは三沢航空祭のハイライト写真も少々ご覧ください。(^^ゞ
なんと言っても今回の見どころは三沢基地に配備されている航空自衛隊のF35Aです。12機による大編隊航過飛行、そして展示飛行の大トリで見せてくれた圧巻の機動飛行!凄すぎました~。
ステルス戦闘機なので日の丸も含めてモノトーンコーデです。
↑ 湿度が高かったのかヴェイパー出まくりで機体が見えなくなることも何度かありました。
第301飛行隊の部隊マークはマフラーをした「カエル」で第302飛行隊が「オジロワシ」です。
こちらは太平洋空軍デモンストレーション・チームのF-16の機動飛行前準備の様子です。
この機動飛行が凄い! アフターバーナー全開でキレッキレのアクロバットはまさにド迫力!
空を切り裂く飛行と爆音、そして目の前を通り過ぎるスピードの速さには圧倒されました。
↑ よく見るとパイロットのグローブが星条旗です。わぉ!(拡大写真はこちら→photo)
こちらは海上自衛隊のUS-2、新明和工業が開発した海洋における救難に特化した飛行艇。
US-2のエンジン は ロールスロイス社製 AE2100J ターボプロップ4基、
プロペラは推進効率のよいブレード6枚のダウティ・ロートル製のR414、めっちゃ美しいです。
天気は悪くなかったのですが展示飛行の時は曇り空になるという残念な空模様でした。
とにかく基地内が広すぎて急ぎ足で移動したのですが全部を見ることはできませんでした。
あ、昼はバーガーキングに行って本場のワッパーをいただきました~。
当然ながら激混みなのでメニューは2種類、ワッパーJrのコンボセット(1450円)とチーズバーガーJrのコンボセット(1500円)のみでした。バンズは日本とは違ってどっしりとした重量感があって、中にはコールスロー・ドレッシングに近い味のソースがたっぷり入っていて、それがパテの味を引き出していてとても美味でした。(← おまえはグルメレポーターか!)
さて、さて、アメリカングルメの屋台で食べたいもの(フライドオレオなどetc…)がたくさんあったのですが、カロリー高めのバーガーキングで満腹になりその他には食指を伸ばすことができませんでした。ざんねん~、
まだまだ見たいものがあるのですが、時間はあっという間に15時になって基地内に蛍の光が流れ始めました。展示機体もみな一斉に帰投の準備です。エンジンを始動して次々と離陸していく様子を見るのは航空祭のもう一つの楽しみですが、隊員のみなさんの作業の妨げになるので、エンジンを始動したUS-2を横目に見ながらファルコンゲートへと向かいました。US-2のSTOL性能(短距離離陸)を間近で見るチャンスではありましたがまたの機会ということで諦めました。
今年の入場者数は、公式発表によると3万5000人ほどだったそうです。初めて行ったのでかなり混んでるなぁと思ったのですが例年は9万人だということなのでこれでもかなり空いていた方なんだなぁと思いながら帰路につきました。(仙台には20:00前に着いたので大河ドラマに間に合いました~)
以上、三沢航空祭2022 観覧記録でした。
〈おまけの動画〉9月18日追記
三沢基地航空祭2022 F16高速機動飛行!
三沢基地航空祭2022 F16デモチーム 超低速飛行~垂直上昇
三沢基地2022 F16デモチーム 高速ロール
三沢基地航空祭2022 F16デモチーム 離陸~ギアアップ~ハイレート機動飛行
KC-135ストラトタンカー(空中給油機)
CV-22オスプレイ
オスプレイのコックピット
後部の出口には大きな機銃が…
この巨大なローター兼プロペラでホバリングから水平飛行に移るシステムは実に興味深い…
この翼がこの機体を支えるだけの揚力を持ち合わせているとは、どーも思えないのだが…
なんとも不思議な飛行機ですね。