晴れ時々スターウォッチング

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6月17日の白い気球

2020年06月19日 | Weblog
6月17日の謎の気球の目撃記録で~す。

その日、朝から謎の気球騒ぎが起きていることは全く知らず、9時30分ごろ大和町を車で走行しているときに、前方で路上に車を止めてスマホを空に向けて撮影している人を見かけ、何を撮影しているのだろうと空を見上げたときに白い物体が浮かんでいることに気付きました。



2020.6.17 9:56:34 Canon PowerShot G7X MarkⅡ fl8.8mm F5 1/1250  

…はて、なんでしょう? 車を脇道に止めて降りてみると、おっと、強い風が吹いています。ふ~む、見た感じはバルーンですがこの強風にも関わらず、風に流されることなく静止しているように見えます。方位は南南西、仰角は50~60°、自ら発光しているのではなく明らかに太陽光を反射している物体です。動画はこちら→video


2020.6.17 9:56:23 Canon PowerShot G7X MarkⅡ fl36.8mm F4.5 1/1250

見た感じは明らかに風船またはバルーンですが大きさがよくわかりません。高さは1000mあるかないかくらいだとその時は思ったのですが、報道で10000m以上だと聞いてちょっとびっくりです。目撃しているときにジェット旅客機がほぼ重なって見えましたが、目撃した時の高度は10000m以下だと今も思っています。



2020.6.17 9:43:13 D810A VR24-70mm f2.8 fl70mm ISO800 F16 1/1000 (トリミング)

7×50の双眼鏡で見て分かったことは、真球のバルーンであること、格子状のアンテナのようなものをバルーンの下から1本のワイヤーでぶら下げていることでした。テレビで報道されたようなプロペラ等は見えませんでした。


時間にして15分程度見ていたと思いますが、その間に高度は若干高くなり見かけ上の大きさは小さくなりました。また、動いていないように見えましたが、こちらに近づいている感じがしました。

正体は不明ですが自分の中の結論としてはどこかから流されてきた観測用の気球だなと感じました。それと同時に、似たような気球が10数年前にも目撃されてニュースになったよな~、などと思いながら車に乗り込み出先に向けて運転を再開しました。

今回の気球騒動を見て感じたことは、今回は雲一つない快晴で透明度が良かったことから多くの人に目撃されたけど、実際はけっこうな頻度で日本の上空にやってきていて、天気の具合で気付かないだけなのでは、と思いました。




〈追記〉2020.7.3
7月3日(金)8:15配信 読売新聞オンライン記事→こちら
この記事によると白い物体の飛行コースは
蔵王町→村田町→名取市・岩沼市→太平洋とのこと

結論として所有者・目的は不明、落下物も確認されなかったため
午後5時に県としての対応を打ち切ったとある。

県には高い高度を飛行する物体を追跡する機材がなく対応には限界がある。
今後、同様の物体が出現した場合は政府にと対応を求める考えがあると
村井知事は述べているが、当然である。

どう考えても国防上の問題であり国が対応することだと思うけど、
日本政府は今回の件で本当に動かなかったのだろうか。公表してないだけなのでは…。



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2 コメント

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気球 (ich)
2020-06-29 22:26:58
晴れスターさん
この日は私も朝8時前から15時過ぎまで何度も見ました。双眼鏡で見てもかなりはっきり見えましたが,地上が強風なのに動きは非常に緩やかだし,福島や山形から見えた高度も考えて上空数十キロ,成層圏に達していると考えました。晴れスターさんも書いているように,2002年頃も仙台や古川から気球が光って見えて話題になったことがありましたよね。また見ることがあるでしょうか。
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成層圏 (晴れスター)
2020-06-30 21:28:32
ichさん
この気球の高度が成層圏だったことは各種の報道を見て知りましたが、謎の多い気球ですね。成層圏といえば日本上空は常に偏西風が吹いているイメージがありますが、あの日は偏西風が弱かったのか、それとも成層圏を自由に移動できる推進装置を持っているのか。そもそも何を目的とした気球なのか。興味は尽きませんね。
今度来たときはISS拡大撮影装置を使って撮影してみましょう。画像処理しだいですがかなりの詳細が分かると思います。
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