ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

警鐘

2007年05月19日 | ノンジャンル
断酒生活で、一つ不満に思い続けている事がある。

アルコールの毒が抜け、食欲も出て、食事を美味しく感じ、
仕事は忙しいながらも、以前に比べれば、遥かに規則正しい
生活を送っている。

様々な波はあるものの、何とかそれを乗り越え、2年を目前にした
今、血液検査や尿検査の結果も完璧で、非の打ちどころが
無いのだが、どうにも朝の体調がすぐれない。

簡単に言ってしまえば、眠くて眠くて仕方が無い。身体が目覚める
のに、随分と時間が掛かってしまう。
これは、長い間続いている事で、その分、週末に安定剤を少し
服用して、身も世も無く眠りこけてしまうのが、楽しみにさえ
なってしまっている。

飲んでいた頃も、確かに二日酔いなどで辛い朝も多かったが、
身体の目覚めというものはまだ早かった様に思える。
特に睡眠時間にはあまり関係がなさそうであるし、この朝の
目覚めの問題には、唯一、今なお悩まされている。

この病気に罹っている人で、眠れない悩みを持つ方々は
多いのだが、私はというと、眠れるけれど、起きられないのが、
悩みである。

しかしながら、考えれば、お酒に逃げていた普段の生活を一変して、
断酒して逃げ場を無くし、素面で向き合うという事を始めた頃は、
かなり大変であった。
まだまだ、それを繰り返しながら、回復していく真っ只中である以上、
全てが快調というわけには行くまい。

どこかにしわ寄せが行くことは明らかで、それがたまたま、
目覚めというところに行ったという事であろう。

一病息災という形にしていく以上、その一病を、常に感じさせる
ことのあるほうが良いとも言える。
目覚めの悪さは、この完治しない病気を持っているという事の
証であり、その事を決して忘れない為の、警鐘なのかもしれない。



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