ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

中秋

2018年09月24日 | ノンジャンル
今日の休日出勤をもって、ひと段落となった。

今宵は十五夜、中秋の名月である。
とはいえ、満月は明日の午前中らしい。

あいにく薄曇りで、月を愛でる夜とはならない
かもしれない。

先週末、もう余命いくばくもない二人の見舞に
足を運んだが、せめて月を眺める穏やかなひと時ぞ
あれと願う。

不思議に、死期が近い人に触れると、自分までが
透明になるような気がする。

満月を見上げて、おばあちゃんが笑ってると
言った幼い頃の息子。

その透明さにどこか似通っている。

生への輝きが旭日であれば、
死への輝きは、月の輝きなのかもしれない。

私は、今日の見えない満月を心に、
明日という日を生きていく。





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