ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

懲戒処分 その12 モニュメント

2012年10月20日 | 議会
高洲耐震性貯水槽の機能がどんなものだったのか、これも議事録を追ってみました。

(平成17年  9月 定例会(第3回)-09月22日)

◎総務部長(伊藤敏一君) 地震対策につきまして、その中で、飲料水ということで12点のお尋ねがございました。順次お答え申し上げます。

 初めに、耐震性貯水槽の構造ということでございました。
 この点に関しましては、高洲中央公園及び富岡の中央公園に設置されている耐震性貯水槽の構造でございますけれども、これは口径3,000ミリ鋼管の横型パイプ式となっておりまして、容量が100トンとなってございます。また、流出入管 は、高洲中央公園の貯水槽につきましては口径が400ミリ、富岡の中央公園ですと口径が200ミリのダクタイル鋳鉄管を使用しておりまして、緊急遮断弁や 空気弁、給水口、消火栓などが取りつけられております。耐震性貯水槽は、流入・流出方式の採用により、内部に水が滞留しない構造となってございます。
 
 次に、震度幾つになったら遮断弁がおりるのかということでございますけれども、こ の緊急遮断弁につきましては水圧感知式となってございまして、水圧が下がる、管の中の水圧が0.1メガパスカル--という単位になりますが、これ以下にな りますと自動的に弁が閉じる構造となってございます。

 次に、この耐震性貯水槽建設時の補助金導入計画ということでございますが、この点 に関しましては、阪神・淡路大震災等の平成7年3月に、都市公園法施行令及び都市公園法施行規則の一部改正が行われまして、都市公園施設に備蓄倉庫と耐震性貯水槽が含まれ、国の補助対象となりましたことから、都市公園事業の1つとして災害応急対策施設の補助金の導入を図ったものでございます。

 次に、工事に当たっての水道局との打合せということなんですが、この耐震性貯水槽 の設置に当たりましては、千葉県水道局と事前協議を行いまして、耐震性貯水槽の設置及び管理に関する基本協定及び耐震性貯水槽の維持・管理及び運用に関する細目協定を締結いたしてございます。この協定の中で、設計・施行は市の負担で行い、工事完了等、貯水槽は市が所有し、公道部分の流入・流出管等について は千葉県水道局に無償譲渡したものでございます。また、市が災害時または防災訓練等で貯水槽を使用した場合の水道料金については、市に請求しないことと なってございます。

 次に、十数年経過している中で、増設してこなかったのかというお尋ねがございました。
 この点に関しましては、飲料水貯水機が組み込まれました運動公園屋内プールが平成 11年8月にオープンしたこともあり、これによって900トン余りの飲料水が確保されることなどから、耐震性貯水槽の新たな設置には至っていないところで ございます。また、今年度、避難場所に指定しております学校の受水槽に緊急遮断弁を設置する予定となっておりまして、この学校の分だけでも700トンの飲 料水が確保されるものでございます。

 次に、各地域に耐震性貯水槽を増設する考えはというお尋ねでございました。
 これは現在、地域防災計画震災編の見直しを行っているところでございまして、応急給水対策の中で、飲料水の確保について総合的に検討いたしているところでございます。

 次に、この貯水槽の管理はどのようにしているのかというお尋ねでございますが、千葉県水道局との維持・管理及び運用に関する細目協定では、貯水槽の維持・管理については千葉県水道局が行うこととなってございまして、そのうち3年ごとに 行う遮断弁の保守点検や6年ごとに行う水槽内の保守点検、修繕工事の費用は市が負担することとなってございます。

 次に、ことしになって震度5の地震が3回あったがということでございますけれども、このときの配給体制、どのように組まれたかというお尋ねでした。
 7月23日に発生した千葉県北西部を震源とする地震の際には、市内で断水した箇所はございませんでしたので、配給体制をとるまでに至りませんでした。他の2回につきましては、それよりもっと弱い地震でしたので、そういったことにはなりませんでした。

 次に、被害の把握に対して市の見積り時間等のお尋ねがございました。
 この点に関しましては、災害時の被害の把握に要する時間でございますけれども、災害の程度や、夜発生した場合と昼間とでは被害状況の把握に要する時間に大分差があると考えておりますけれども、できるだけ早く情報が得られるよう努力していきたいと考えております。
 また、この飲料水の配給までの時間でございますけれども、この点につきましても、できるだけ早く配給ができるよう努力していきたいと考えてございます。
 また、広報での周知は、今のところ考えてございません。
 避難場所での飲料水の確保につきましては、平成13年3月の定例会での答弁ということで引用されまして、お尋ねがございました。
 そこで、避難場所での飲料水の確保につきましては、まずは、避難場所でもある学校 に設置されている受水槽からの取水となると考えておりまして、また併せて、その間に行徳の妙典にある給水場や耐震性貯水槽、運動公園屋内プールの浄水器から取水し、配給する体制をとりたいと考えてございます。

 次に、この耐震性貯水槽からのくみ上げについて、手で持てる小分け等の時間を含め、時間当たりどのぐらいの水量がくみ上げられるのかというお尋ねがございました。
 この耐震性貯水槽に設置いたしますくみ上げ用のポンプの能力ですけれども、高洲中央公園に設置してございますポンプでは、時間当たりにしますと12トン、富岡の中央公園に設置してありますポンプでは、時間当たりにしますと36トンをくみ上げることが可能であります。これを1トンの水槽に入れまして、この水槽からウォーターパック機によって1パック3リットル入りのものをつくるとします と、1時間当たり480パックつくることが可能でございまして、水量にしますと約1.4トンとなります。

 次に、この訓練はどの程度行われてきたものかということでございますけれども、訓練という形では実施したことはございませんが、平成15年度に耐震性貯水槽の維持・管理及び運用に関する細目協定で定められた6年に1回の水槽内の保守点検を実施した際に、手動ポンプでのくみ上げを試みたことがございます。

 次に、この2カ所の耐震性貯水槽の設置場所の、TP何メートルということで、くみ上げ口が何メートルかというお尋ねがございました。
 この点に関しましては、富岡の中央公園に設置されております耐震性貯水槽周辺道路の高さで申し上げますと、TP2.0メートルとなってございます。また、高洲中央公園に設置されている耐震性貯水槽周辺道路の高さで申し上げますと、TP3.6メートルとなっております。

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