ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

パイプテクテクターに似たような事例がありました

2024年07月03日 | パイプテクター

私が市議になって直ぐの頃、EM菌を巡り以下のやり取りを委員会でしています。当時の担当者は大変謙虚で素直だったと思います。あれから20年、浦安市の職員の意識は変わってしまったのでしょうか?パイプテクター導入に関してつくづく思います。

 

成15年 10月 建設経済常任委員会  10月28日-01号

(※化学 ➡ 科学 の変換ミスでは)


◆委員(広瀬明子君) それから、次の河川の水質改善モデル事業の中に、堀江川にEM菌というものが出ているんですけれども、このEM菌についての市のお考えですね。これが、いつごろからEM菌を使うようになったのか、どういう経過で。そして、EM菌が本当に化学的に水質浄化の効力があるという化学的根拠をお持ちなのかどうか。それで、年間で幾らEM菌を購入しているのか、そこら辺についてのご答弁お願いいたします。

○委員長(金子喜一君) 環境保全課長。

◎環境保全課長(押尾照明君) 
 それから、堀江川のEM菌、これはいつからかということでございますけれども、平成14年度からたしか6月からだったと思いますけれども、11月ごろまでかけて大体毎週2トンのEM菌の培養液を投入させていただいてございます。12月以降につきましては、大体月1回程度というような形、これはたまたま冬になりますと、EM菌が活発でなくなるということで、そういったこともございまして、そのような形でなってございます。
 それから、化学的な根拠と成果という中でのお話でございますけれども、これまで堀江川につきましては、毎年夏ごろになりますと、かなりやはり生活排水が流れてございまして、非常に悪臭等がひどく、ヘドロも堆積しているような状況だったというようなことであったんですが、たまたまこの時期、境川の導水というのも少し始まってございましたので、特に昨年度のそういう状況もございましたけれども、相乗効果もあったと思いますけれども、悪臭に対する苦情がほとんどなくなってきたと。川底の砂もヘドロから砂質状態になってきているというような状況になってきたということで、そういう効果があるというふうには、我々としても考えてございます。そういうふうな状況でございます。
 以上でございます。

○委員長(金子喜一君) 広瀬委員。

◆委員(広瀬明子君) 金額。

◎環境保全課長(押尾照明君) 金額につきましては、EM関係のこれを培養する関係の備品を購入してございますので、これが88万3,113円と。それから、これに関連して川をきれいにする実行委員会というのを設置しまして、実行委員会と市で共同して、この有用微生物群EMをまいているような状況なんですが、これにEM菌だけではないんですけれども、多少他の経費もございますが、大体59万9,820円の補助金が出されているというようなことでございます。
 以上でございます。

○委員長(金子喜一君) 広瀬委員。

◆委員(広瀬明子君) 堀江川がEM菌で非常に水質浄化になったと。でも、何か今相乗効果だとおっしゃいましたよね。もう一つ、今まで単なる堀江川にEM菌を入れたのではなくて、それと同時に何かをしたということをおっしゃいましたよね。

○委員長(金子喜一君) 環境保全課長。

◎環境保全課長(押尾照明君) 堀江川の相乗効果につきましては、境川の水を堀江川へ導水管を入れまして、その境川の水をその導水管から堀江川に流すというようなことが、建設部の方というか、葛南、県の方でやられましたので、そういったことで境川の水が堀江川にも注がれるような状況になってきたと。そういうことも相乗効果の一つということで考えてございます。
 以上でございます。

○委員長(金子喜一君) 広瀬委員。

◆委員(広瀬明子君) ちょっと具体的にお伺いしますけれども、EM菌の投入を始めた時期と、境川の水を堀江川に流し始めた時期というのは、全く同じだったんでしょうか。立ち入ったことをというのは、なぜこういうことを聞くかというと、今、EM菌に対するこれはとんでもないものであるという、そういう批判も実は出ていることはご存じの上で、これをやっていらっしゃるのかどうかという質問になるんですよ。これは、「新潮45」11月号でとんでもないEM菌という形で、それで要するに撤退を始めた自治体もあるという、そういう部分もあるんです。そこら辺をご存じの上で、それでもやはりこれはいいんだということであれば、このまま続行してもいいと思うんですけれども、そこら辺のきちっとした検証なしにやっていくことが、本当にいいのかなという、撤退した自治体もあるということが今月号に書かれていますので、ちょっとそこら辺についての、この中では化学的根拠はないということをはっきりと書いている。また、インターネットでいろいろと調べていくと、本当に化学者の間でも、EM菌についてはクエスチョンを抱いている人が非常に多いということが事実わかってくるわけですね。
 そうすると、何度も聞きますように、EM菌を入れたがために本当に浄化されたのか、その境川の水の放流等があったからなのか、そこら辺が非常に問題解決になるんではないかなと思いまして、今、お伺いした次第です。

○委員長(金子喜一君) 環境部長村瀬滋生君。

◎環境部長(村瀬滋生君) EMについての関係でございますけれども、これにつきましては、実は私自身EMを長年いろいろな書物も読みましたし、それから実際に自分で体験して、生ごみのたい肥化をやったり、いろいろなことを実際に実践しております。そういう中で、非常に効果があるものだという確証を得て、実は環境部に私も来た以上、そういった環境によかれと思うものは、ぜひ実証的にやってみたいという思いが強くございました。そういう中で、実行委員組織もつくっていただいて、堀江川でやっているというような状況でございます。
 ただいまご指摘のあった「新潮45」の記事については、どのようなものかというのは、私まだ読んでございませんので、今後、十分読んで、その上で撤退すべきかどうかというのは、また判断をしていきたいというふうに思っています。

○委員長(金子喜一君) 広瀬委員。

◆委員(広瀬明子君) 本当、これが書いてあることがすべてと私は思わないし、私は化学者ではないからわからないんですけれども、一応そういう批判もあるということを前提に、特に化学の世界というのは、絶対的な真理はなくて、常に真理を追求していく世界だと言われていますので、批判もよく考慮した上でEM菌を続行するのかどうか、ご検討していただきたいと思います。それから、EM菌に関しては、これでやめます。


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