ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

形式的審査は止めよう

2009年09月19日 | 議会
今回も形式だけの審査が議会に上ていされている。

4千万円近い金額の消防自動車購入案件だ。
我々市議に配布されたものは以下の2枚の書類だけ。
こんな資料で何がわかるのだろうか?
委員会に付託され、中身の審査をするのだが、この二枚の紙からの審査をするのだから、余程の超能力を備えていない限り困難なことだ。
(私には超能力がないので)私は浦安市に事前に開示請求を行い、仕様書・設計書・各社提出見積書を取り寄せておいた。議員が議会案件を審査する為の資料を開示請求することはおかしな感がするが、それをしないと資料が手に入らないのが実態だ。当然有料だ。
また、他自治体の事例と照らし合わせをするために、他自治体にまで開示請求をかけたり、電話で問い合わせを行ったりと、事前調査にかなりの時間がかかった。
それらを元に委員会で質疑を行った。
配布された2枚の資料




委員会審査時に私は市側にこのようなことを要求した。
「入札案件を議会に出す時、資料として仕様書・設計書・見積書の3点を事前に出して欲しい」と。
この私の要求に対して副市長は、
「議会とも相談して考える」とのことだったが、何でこんなことを議会と相談するのだろうか?
形式的審査でなく、中身をしっかりと審査して欲しければ、これら3点を提出するのは当たり前だと思う。(審査して欲しくないからこんなことをいうのだろう。)
議会も議会だ、これらの資料なく上記2枚の資料で審査して、「賛成」しているのだから。
上記2枚しか提出しない市側に対して、「資料不足」を理由に「審査不可能」と言ってもおかしくない。

長年続いた自民党政権に対して国民の大半が「否」としたのは、これまでのなれ合い的国の運営に「待った」をかけた面もあると思う。
市議会もぼちぼち国を見習いましょ。

議会の活性化とは、現在浦安市議会が行おうとしているような議員の発言時間を狭めることではなく、今回のような事例で、十分な資料を揃えて内容にまで踏み込んだ審査をすることだ。市側に十分な資料提供を迫ることだ。

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