放射冷却で冷え込んだ県内、優しい陽射しに恵まれた日中は温かささえ感じた一日だった。
大きく広がった青空の彼方から、早くも北帰行の準備に入ったのか、カウカウとハクチョウの声がしていたが、ついぞ姿を捉えることは出来なかった。
近くの里山の懐に小さな堤があって、以前からワカサギが生息しているらしいとの噂があった。
必要最低限の道具だけをザックに詰め込み、スノーシューを履き深雪を漕いだ。
厚さ30センチほどの氷上に、何箇所か穿孔しては魚探の反応を見る。
水深3mのベタ底からほんの僅か生物らしき反応を得るも、仕掛けを準備している間に消滅。
その後、仕掛けに2度ほどアタリを感じたものの、アワセが出来ずその正体不明のまま1時間で撤収。
御所湖が近いだけに、この周辺には水鳥の媒介で、ワカサギが自然繁殖している可能性の高い堤が結構多いと聞く。
水質は今ひとつながら、もしやの大当たりを期待して次回も探検してみようかと。