昨日までの晴天は何処へやら、朝から妖しげな空模様。
今日一日だけ雨に遭わぬことを祈りながら、およそ10ヶ月ぶりで阿仁に至る峠を越えた。
07:30阿仁川小又大橋際のおとり店に挨拶を済まし、先ずは浦田橋方面へクルマを走らせた。
水位はいつも見慣れた夏の水位よりも、まだ10センチは高い。
垢着きはまだまだ不完全、水色があまりにクリアだけに、底石の白さが余計に気になった。
ここの瀬は去年よりも勾配が緩く、石も小さくなって優しい流れに変ってしまった。
それでも水中の一点を凝視していると、その石の上をスッと通り過ぎる魚影が認められる。
競技SP、天イト06ナイロン、複合005、フックK6.5-3本イカリ。
予想外の白川だけに半信半疑のオラ、放ったオトリが流れにゆっくり馴染んでいく。
朝の最初の一流しは緊張の一瞬、ユルユルとカミを目指すオトリの姿を目で追うオラ。
やがて底石の陰で何かが走り、少し遅れて目印が不規則に揺れた。
意外にも出し掛かりで獲ったのは、17センチほどではあったが、ヤル気満々の真っ黄色。
しかし朝一番での好調な滑り出しは、その日一日の好釣果につながった例がないオラ。
その不安は的中し、その後は循環が途切れがちな苦しい状況が続いた。
巷に流れた連日50~60尾の情報は、きっとこんな場所ではないはずだ。
ここまでの2時間6尾のペースでは、本日の目標半束達成は難しい。
オラは昨年の幻影に惑わされ貴重な時間を浪費してしまったことを猛省。
カミの大場所へと移動することにした。
(以下釣行記へ)