爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

22-08-10 甲子川

2022年08月10日 | アユ釣り

今年の北東北、もう何処へ行っても簡単に釣れる川はない。
北東北北部に停滞する前線の下では豪雨災害が止まず、地域が隣接する岩手北部も酷い増水。
もう10日も竿を握ってない今日の爺様は、雨の心配のない気仙川を目指した。
広い県土だけに釣りのできる川が何処かにあったりするのが県内共通遊漁証の有利さとは言えるものの、思いは皆同じで釣り人の多くはその川に集中してしまう。
全国区でその名を馳せる気仙川、水位は少し高め、09:30の有望ポイントはほぼ埋まっている。
野アユの姿もほぼ見えず、爺様はオトリを持って暫しウロウロした挙句に北隣の盛川へと転戦。

10:30盛川最下流部、跳ねもあるし天然魚と思える小アユの群れも散見できる。
オトリが群れに同化しても、明らかに追いアユのそれとは異なる動きの野アユ。
爺様は頑張って周辺を泳がしてみたが、ただの一度もアタリを貰えない苦悶の2時間。
50年の釣歴、ある程度は自信を持っていた我が釣技、今年ほど何かが間違っていることを認識させる年はない。
と言うことで三陸道を北上、北の甲子川へと移動。

水質抜群ながらアユ釣りエリアとすれば僅かに10Km弱の小河川、ここもまた釣り人は多い。
13:30、頭上の樹木に注意しながら浅いチャラ瀬、はっきりしたハミ跡はないが、対岸ヘチで跳ねがあるし、チャラ瀬の波立ちの中ではヒラ打ちが確認できる。
群れに同化して動きが変わるオトリ、糸ズレ、ケラレ、しかし激しく迫る追いアユにはなかなか遭遇しない。
30分後、目印が対岸へ走って、やっと本日のボ抜けとなった。
18センチの綺麗な背掛かり、しかしオトリが替わっても釣況に好転はない。
そのうち上空を覆っていた積乱雲がさらに発達して大粒の雨粒が水面を打つ。
長い釣歴の中では、激しい俄雨の中で野アユの追いが突然活発になる状況を何度も経験しているが、本日はどうもそう言った好転は期待できないようだ。
爺様の子供の頃にはいつも土手から眺め、遊び慣れ親しんだ甲子川の懐かしい流れだが、開始から僅かに1時間で竿仕舞いとなった。

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