昼間は相変わらず暑くてやりきれないが、朝晩はやっと涼しさを感じるようになった。
もう家の中からはセミの声が全く聞こえて来ない中、ふと気が付けば耳の奥に浸み込む煩いほどの虫の音が聞こえていた。
黄金色の稲穂が首を垂れ、郊外の畑には蕎麦の花が真っ盛り。
昼時間もかなり短くなってきた。
暑さだけを除けば、北国は間違いなく秋への入り口に差し掛かっている。
午後になって生簀を覗いてみると水温が上がってオトリの危機。
急ぎ支度して閉伊川に走る。
14:00川井街裏エリアは解禁日を思わせるような驚くほどのクルマと釣り人の数。
爺様はその隙間に何とか潜り込む。
朝から攻め立てられているエリア、果たして野アユは残っているのか心配しながら釣り支度。
しかし意外にも掛かりは良く、1時間半で密かに目標としていたツ抜けとなった。
カラ川上流部のアユ、解禁から2ヶ月が経過して18~20センチのオトリ頃。
その中から4尾だけ持ち帰り、残りはリリースした。