岩洞湖における今年のワカサギ釣りは、なかなか厳しい状況下にありそうだ。
もともとワカサギ釣りは、何の目印もない氷上からポイントを探り当てる難しさが伴う。
したがって終日切れ目のない釣りを楽しむための場所探しには充分な時間をかけなければならない。
ワカサギ釣りには此処がダメなら次の場所と、脚で稼ぐ釣りがなかなかできない一面がある。
それだけにスタートでつまづかないことこそが結果的に好釣果につながるのである。
釣り人はそれぞれ周辺地形を読み湖底の形状を判断したり、過去の実績からエリアを絞り込む。
GPS、魚探、水中カメラなど高価な機器類を駆使することでは、かなりの確率で絞り込みが出来る。
しかし同じテント内にあっても、釣り穴が50センチも離れただけで釣果に大きな差が出ることもあるなかなかシビアな釣りでもある。
加えて今年は何らかの原因で放流発眼卵の歩留まりが悪いらしいとの噂も聞いた。
ワカサギ釣りは、優しくて難しい。
昨日はオラにとって今季2度目の釣行だったが、初めてのエリアで見事に撃沈した。
オラは次回の釣りに備え、衰えた体力を鍛え、萎えた気力を奮い立たせなければならない。
たかがワカサギ釣り、されどワカサギ釣り・・・である。