ニリンソウ
「立夏」が過ぎたEHATOVの郷は時ならぬ氷点下。
先日の雨が残した水溜りには薄氷、未だ水を引き込んでいない裏の田圃は真っ白に降霜。
2日前に裏の菜園に植え付けたトマト苗が霜害でしおれた。
もうじき開花を迎える近隣リンゴ農家にも、少なからず被害が及んだのではないだろうか。
しかし日中の気温はぐんぐん上昇して昼夜の寒暖差が18度にも達した。
秀峰岩手山頂の新雪も融け出して、この春何度目かの鷲の雪形が羽ばたいた。
殆んど葉桜になってしまったエゾオオヤマザクラ、残りの花びらが5月の風に舞って玄関に侵入。
開花から長い間花を楽しませてくれたチューリップなど春咲き球根も、やっと形が崩れ始めた。
セピア色に地肌が透けていた里山も、膨らんだ木々の新芽の薄緑やオレンジ色を広げている。
奥羽山系に源を発する河川はことごとく雪シロ真っ盛りで、5月一杯は続きそう。
北東北のアユ河川は、未だに天然遡上の確認ができてはいない。
昨年よりもさらに遅れるとすれば、もはや最上流部での釣りは不可能となろう。
この夏の楽しみは、放流河川に頼ることになるのだろうか・・・。