爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

08-11-29(土) 乏寝ん会へ

2008年11月29日 | ウダウダ日記



週末恒例我が家の食材の買出しを済ましたオラは、一路鉛温泉へと向かいます。
もう昼に近いので、このまま直行して温泉三昧を考えていましたが、石鳥谷の某所に先行しているYさんからTEL。
ぼちぼちIさんも駆けつける頃だと言います。
やがて、あまり魅力的ではないエラくこじんまりとした池に、3人が並びます。
どっか奥のほうから、コイらしき大型魚の水音が聞こえてきます。
そんな中、オイカワの猛攻はあっても、ヘラブナなんぞは殆んど釣れねぇって・・・。

と言う訳で、釣り道具をさっさと片付けて温泉へ向かいましょう。
今宵は「乏寝ん会」、またまた集まることとなった宴会好きのオラたちでありまする。
しかしここの宿は酷いね・・・。
帳場から近道の売店の中を通り抜けると、廊下に立ち込める便所の臭い。
廊下は波打ちきしみ音、部屋に入ると五感に沁みる悲しいほどのさびれ様。
これで宿賃を請求する・・・って、主人の顔が見たい。
暗い灯り、火の気のない部屋に漂うひんやりした霊気に一瞬戦慄が走る。
戦後間もない頃、オラが育った掘っ立て小屋を思い出し、涙するオラ。
オラは、創業400年の米代のアソコより酷い宿に遭遇したのは初めてだよ。
それでも釣り仲間の皆が揃い、話しが弾むと、そんなことなどすっかり忘れて、宴は盛り上がります。

この宿の唯一の自慢とも言えるのは、オラなんぞは溺れてしまいそうな深い温泉。
身体の芯から温まり、気分爽快で再びお話し友の会。
そして日付の変わる頃から外は雨の音。
語りつかれ、呑みつかれて、いつしか夢の中を彷徨うのでした。

 

コメント
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