遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

特別な日のディナー

2006-02-26 | 食品加工の部屋


家族の一人が人生の節目の日を迎えました。

 「夜は外食する?」との問いに、「家の食事の方がいい」との返答でした。自分の技術も考えずうっかり「和食?洋食?中華?」と尋ねてしまいました。

 「うーんフレンチで」とのこと、一瞬「え!?!?」でした。

 「しまったー」でももう遅い、遊木民に二言は無い、「やるっきゃない」と思い自分の技術と今手に入る食材の組み合わせの結果が、今回のメニューです。

 スズキのカルパッチョです。今回は制作過程の撮影の余裕もなく、完成品だけのアップで済みません。

  


  スープは松川浦の海苔のスープに、ズワイガニの身を浮かべました。


  
  魚料理は鱈の白子のソティーにしました。

  米ナスとトマトのソティーに載せました。

  添えたのはズワイガニの足、スナップエンドウ、シメジ、サラダセロリです。

  ソースはウニのソースにしました



  肉料理はペッパーステーキ、クレソン添えです。

  挽きたての黒胡椒をたっぷりまぶしたステーキです。

  ソースはオニオンとコニャック、赤ワインのシンプルなソース(隠し味に醤油をちょびっと)です。

  焼き加減は本人の希望どおりのレアです。



  デザートは技術も時間も有りませんでしたの市販品です。

  モーニングのヨーグルトです。ここのヨーグルトはおいしいです。

  「みんな美味しかったー!!」との当人の言葉で、慣れない料理に四苦八苦した苦労が吹っ飛びました。

 料理で家族の笑顔が見られるのが嬉しいですネ。


切り干し大根のキムチ

2006-02-26 | 食品加工の部屋


授産施設「はまなす荘」で栽培した大根を、包丁で手切りし、天日干しで作られた切り干し大根です。

 市販の切り干し大根は機械切り、温風乾燥で作られ、色は真っ白ですが、この切り干しは飴色をしています。

 口にいれるとかなり甘いです。植物は寒さに遭うと凍結するのを防ぐため、自身の糖度を上げます。霜に当たった野菜が美味しいわけです。

 自家製のキムチの汁が有りましたので、切り干し大根のキムチを作ることにしました。



 保存瓶に軽く水洗いした切り干し大根をいれ、キムチの汁をたっぷり注ぎます。

以前の記事で紹介したキムチ作りで、キムチをつけ込んでおくと、キムチからつけ込み液が出てきます。それを保存しておいた物です。

 市販のキムチのもとを薄めて使っても作れます。



 手切りのため大きさはまちまちですが、ほんのり甘みのある、歯触りの良い、美味しいキムチになりました。

 丁寧に作られた食材は一味違うと思いました。