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遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

食品用温度計の交代

2012-09-02 | 食品加工の部屋


  ベーコンやハムなど食肉加工で最も重要なことは衛生管理です。

  焼き肉などで加熱不足により殺菌されず、食中毒にかかる例があとを絶ちません。

  全ての細菌類を死滅させるのが滅菌。

  滅菌にはドライオーブンで加熱する方法とオートクレーブで熱と蒸気圧で死滅させる方法があります。

  当方ではジャムやコンポートを長期保存する場合に「圧力鍋」を用いますが原理的にはオートクレーブと同じです。

  一方殺菌は人間にとって有害な細菌等(大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、カンピロバクタ-等)の活性を無くすることです。

  65度30分、70度15分などの方法がありますが、当方ではハムなどの場合、

  肉の中心温度が67度を30分以上保たれるように加熱しています。

  この場合、お湯の温度を75度以上に上げないようにしますので、お湯と肉の温度を測る必要があります。

  右側の3個が今まで使ってきたミートサーモ(肉の中の温度測定用)と金属ケースに入った

  棒温度計(湯温測定用)です。

  ミートサーモは測温抵抗体ですので経年変化で不安定になってきました。

  思い切って最新の防水型の食品用温度計を購入しました。

  完全防水ですので水場でも安心です。

  18,000円ほどしましたが食品の安全管理のためには安い物です。

  ジャムやコンポート、ピクルスなどの食品加工に活躍してもらいましょう。