遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

ウマズラハギの薄造り

2006-01-22 | 食品加工(魚介)分室


ウマズラハギの薄造りです。



 先日、行きつけの魚屋さんへ行くと、女将が「カワハギが入っているよ、もっていきな~」。「キモが大きくて旨いよ」。

 タラ、メダイ、などと一緒に買いました。



 標準和名はウマズラハギです。

 カワハギより顔が長いので「ウマズラ」と呼ばれます。
 
 これで1,000円弱でした。



皮が硬く敬遠されがちですが皮は簡単にはげます。

 一般的には皮をはいで売られていますが。

 このような状態で手に入れば、キモを楽しむことができます。




 頭の後ろに背骨まで出刃を入れます。
 


 腹側に折り曲げます。

 これはキモを傷つけないようにするためです。



 内蔵を取り出し、水洗いします。



 3枚におろし、赤いひれの部分をそぎ取り、皮が付いた状態でそぎ切りします。

 皮をはいでからおろす方法もありますが、薄皮をはぐのが面倒なので、皮の上を包丁でそぎ切りしました。



 肝は3%程度の食塩水に20分ほど浸け、血抜きします。

 そのまま山葵を載せ、醤油を浸け、口に入れると顔中がほころびます。

 薄造りは紅葉おろしとポン酢で。

 また、キモをすりつぶし醤油を混ぜ、キモみそ醤油を作り、薄造りを絡めても美味しいです。

 フグには及ばないかもしれませんが、キモのことを考えると、満足です。



おまけで、ウマズラハギの捌きです。

 口を出刃で落とします。

 この出刃は家人ので、刃渡り14cmの小振りな出刃です。

 小さい魚はこの程度が使いやすいです。



 口から皮をはいでいきます、料理ばさみがあると便利です。



 皮をむき終わりました。

 ここから刺身にしてもよいでしょう、その場合薄皮をはぐのを忘れずに。

 ウマズラは煮ても、焼いても、揚げても美味しい魚です。

 もちろん鍋も。


冬の海2

2006-01-22 | 海辺の風景など


先週の日曜日の海です。

 前日、沖合を低気圧が通過したため大荒れです。

 ここは薄磯海岸、夏は海水浴客でにぎわいます。



 塩屋崎灯台です。

 映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台になった灯台です。

 原作は小名浜在住の、田中きよさんで、夫の績氏は3年間塩屋崎灯台の台長をつとめられました。



俺(おいら)岬の灯台守は、妻と二人で沖ゆく船の・・・・
 


 映画化された経緯です。 



 豊間漁港からの画像です。

 さすが漁港の中は穏やかです。



 豊間海岸からです。



 沖をフェリーか行きます。行き先は大洗でしょうか?



 初日の出の名所「二見が浦」です。

 また、サーフィンのスポットとしても知られています。

 この写真を撮った翌日、当市の海岸でサーファーが流され亡くなりました。

 冬の海を甘く見てはいけません。