ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

海でのスイムレースに参加する心構え

2024-04-08 11:28:30 | オープンウォーター


さあて、2024年もOWSシーズンが近づいて来たよ!
もうエントリーが始まっているから色々チェックに忙しい!
宿取って、エントリー忘れた!とかアルアルなんだよね(笑)
まだ先だから、と油断してたらエントリーとっくに始まっていて定員になってた!
とかも・・・やらかすよね~

そしてこの時期の仕事として、海デビュー組レッスンが入る
私がまず伝えたいのは安全について、
自身の技術・体調・練習量は当然だけど、
海の環境、足が着かない、壁で休めない、水が激しく動く、水中にラインが無い
なんてことは当たり前なんだけど、
それは自分自身の安全にとってプールとの違い

では大会全体の安全って?
1人1人が自分の身を守る自己保全は当然だけど、
プールと違って自分専用のコースでは無い、
そこをしっかり考えられる事が皆の安全に繋がるんだと思う
だから主催者任せじゃダメなんだ
レースであるからには競争ではあるけれど、
参加者全員で創り上げる安全がなにより大切だと思う
だって、競争相手というよりは、運命共同体みたいな?
同じ海を泳ぐ仲間だもの、お互いの安全を願うよね
リタイヤしたっていい、とにかく全員無事に陸に上がろう!

そういう意味で、私が伝えたい技術がスカーリング!
選手同士がどうしても密になりがちな海のレース
想像してみて?そんな状況でいきなり平泳ぎしたらどうなる?
蹴られたら痛いどころで済まなくなるのが海のレース
蹴られる準備なんかしてないから、突然だよね、
顔にヒットして目が激痛とか、ゴーグルずれたとか、
息継ぎしようとしてたから水飲んじゃったとか、
脇腹蹴られて息止まったとか、
怖い思いをした経験者は山ほどいるのに、一向になくならない平キック
たぶん、加害者意識がほぼゼロなんじゃないかと・・・思ってしまう
だって、自分がヘッドアップが上手く出来ないから仕方ないし・・・
クロールだけでは辛くて、平泳ぎいれてもいいんじゃない?・・・
誰しもそう聞けば、うん・・・そうか、仕方ないか・・・
そうしないとその人が溺れてしまうなら仕方ないのか?
ん、ちょっと待って、じゃあ蹴られる側はそれで溺れそうになっても仕方ないの?

根本的に、海のレースに参加する心構えの足りなさ、
口悪く言えば『海、舐めてんのか?!』

例えばだよ、25mしか泳げない人が、
オリンピックがあった有名なプールの大会に出たい!
50mプールだけど、途中で立ってもいいよね?(立てないけどね)
と聞かれれば『50m泳げるようになってから出た方がいいよ』
というのは普通だと思うけど、それって冷たい?

海のレースに出たいのなら、平泳ぎじゃないヘッドアップを練習すれば済む事じゃない?
その練習も満足にしないで、本番は平泳ぎでいいかぁ、
この考えが、心構えが足りないんじゃないの?って思ってしまう

スカーリングは自分にも必要な技術だけど、
近くを泳ぐ他の選手にとっても、思いやりのある技術だと思う
クロールに組み込むストロークヘッドアップが出来たとしても
海の状況によってはそれじゃ役に立たない場面もある
そこで咄嗟に平泳ぎをしたら、運悪ければ加害者になる
だから、いくらプールでストロークヘッドアップが完璧に出来る人でも
スカーリングヘッドアップは絶対に体得して欲しい

スカーリングヘッドアップを初級者の技術だと勘違いしている人も多い
このことも被害者が減らない原因の1つだと思っている

海デビューを控えている選手の皆さん!
スカーリングは選手全員で安全な大会を創り上げる為に必要な技術だから、
海の練習会に参加する事も大切だけど、
普段からプールでスカーリングを練習しておこうね!
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バラクロ脳な日常=実践67... | トップ | ヘッドアップ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿