ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

OWS、安全第一は選手一人一人の力が必要です!

2013-10-08 21:08:46 | オープンウォーター
海を泳ぐ為の練習会・・・私も毎月開催している
私が一番に考えるのは、安全に泳ぐ為の技術
速くとか、勝負に勝つとかは、その後のお話

指導者として、現場を知る事が一番大切だから、出来る限り大会に参加
そうして自分が感じた不安や、怖かった事、自己保全の為に必要な技術、心構え、
体と心で感じなければ人に伝える事は出来ない

トップクラスの技術、初心者の為の技術、もちろん必要なのだけど、
私が注目するのは、幅の広い中間付近を泳ぐ選手
一番ゴチャゴチャになるのもこのあたり

先頭グループの人数、後方グループの人数に比べ、中間層の選手密度は高い
レースガードをしている時、いろんな不安要素があるが、
第一ブイを周るまでの不安要素は初級者の心理的問題と
中間層のゴチャゴチャバトルだ

自分のレースの時は、その中間層にいるので、どんな事が不安要素なのか体で解っている

大会の安全というのは、主催者が造るのは当たり前の事だが、
実際にレースを造るのは選手一人一人なのだ
自己保全は自己責任、これは最低限の選手の意識

だけど、自分の身を守るだけでは、レース全体の安全には不足がある
考えれば解る事だけど、接触事故は被害者にも加害者にもなりうるから、

でも、OWSなんてぶつかって当たり前だろ?
そう言われてしまうと返す言葉もないが・・・
それでも、事故発生を少なくする努力は誰でも出来る

私の練習会では、平泳ぎでの方向確認はしない
何故なら、誰かを蹴るかもしれないから
実際に、私も何度も平キックを頂いた
顔を蹴られ、ゴーグルが外れたとか、そんな話も珍しくない

OWSは、顔を上げて方向確認しなければならないと言う事と、
集団で泳ぐ、と言う事が大きな特徴だと思う

で、想像力を働かせれば・・・・・
集団で泳いでいるのに、平泳ぎのキックが突然飛んで来る?

平泳ぎがイケナイと言っているのではないのだ
後方グループには、クロールが辛くなったり不安になったりで平泳ぎで泳ぐ選手は結構いる
それは、明らかに平泳ぎをしているのだから、わざわざ側に寄って行く事もないだろう

私が言いたいのは、クロールで泳ぐ力のある選手が平泳ぎでヘッドアップをする危険の事だ
ドラフティングとかいって、すぐ側につくとラクですよ、なんて教えて
実際、ドラフティングどころか、バトル並みのドラフティングが続くのだ
その中で平泳ぎのキックなんかしたら・・・そりゃ、蹴るでしょ!誰かを!
おまけにウェットを着ていれば足のポジションは高く、もろ顔に飛んで来る!
ブイ周りはそれこそ密集するのに、堂々と大きな平泳ぎで周り、蹴り合いだ!

それって、OWSは当たり前だ!でイイのかな?

私は一人の選手として、誰かを蹴りたくない!
そりゃ、バタ足だって蹴ってしまうこともあるだろう
仕方が無い事もあるのも事実だけど
平キックをしないだけでも、事故防止になると信じ、
練習会では平キックをしなくても、初心者でも両手を使いしっかり方向確認が出来る方法を伝えている

もう、5年ほど練習会をしているが、これが出来なかった人はいない

レースの安全は、選手みんなで造り上げなければイケナイと思う

今年は、7回のOWSに参加したが・・・本当に突然の平キックは怖かった

だから、OWS練習会の目的が、安全に泳ぐ為に!っていうのも必要なんだ

是非、来年は『方向確認に平泳ぎは要らないさ!』って、みんなで安全なレース造りに参加しよう!
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